こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。
今回は、神奈川県足柄下郡に鎮座する「箱根神社・九頭龍神社新宮」を写真と共に詳しくご紹介します!
後編もあるので、こちらも合わせてお楽しみ下さい^^
参拝の参考になれば幸いです。
それでは、いってみましょ〜!
【箱根・九頭龍神社】箱根神社とは
一言に『箱根神社』と言っても、その領域には3つのお社が存在します。
一番有名なのが、芦ノ湖のほとりに鳥居が佇む箱根神社ですね。
今回は箱根神社と隣接する九頭龍神社新宮を、写真付きで詳しくご紹介します。
九頭龍神社本宮は、こちらの記事でご紹介しています。
箱根神社の奥宮である箱根元宮は、こちらの記事でご紹介しています。
【箱根・九頭龍神社】御祭神
箱根神社の御祭神
- 瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)
- 木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメノミコト)
- 彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)
三柱を合わせて箱根大神(ハコネノオオカミ)といわれています。
九頭龍神社新宮の御祭神
- 九頭龍大神
【箱根・九頭龍神社】歴史
箱根神社の歴史は長く、奈良時代のこと。
当時の芦ノ湖には九頭の毒龍が住みつき、大波を起こしては、たびたび里人達を苦しめていました。
毒龍を鎮める為、里人達は若い娘を生贄として差し出していましたが、それを見かねた万巻上人(まんがんしょうにん)が毒龍退治に挑みました。
連日の祈祷と法力でもって、毒龍の悪行を制し降伏。
観念した龍は「この土地と池を守る」と誓い。
その後万巻上人が箱根神社元宮に続き、芦ノ湖の畔に九頭龍大神を祀ったのでした。
鎌倉・江戸時代では、源頼朝や北条氏。徳川家康も箱根神社を深く信仰していたと言われています。
【箱根・九頭龍神社】神紋
箱根神社の神紋は「三つ割り菊(みつわりぎく)」です。
菊の花弁が太陽の光に似ているところから、日本では天皇家の紋章として使われていました。
箱根神社では、第65代花山天皇(かざんてんのう)の皇子が、第15代目の主職を継いだので社紋が三つ割り菊になったそうです。
【箱根・九頭龍神社】ご利益
- 開運厄除
- 心願成就
- 交通安全
- 縁結び
御神徳の高い運開きの神様として信仰されており、御祭神の彦火火出見尊様(ヒコホホデミノミコト)は勝負運に強く。
九頭龍大神様は、人間の持っている全ての生命エネルギーを底上げしてくれます。
生命エネルギー(五運)とは
- 金運
- 事業運
- 健康運
- 家庭運
- 恋愛、コミュニケーション運
人間の生活に必要な運を、全て押し上げてくれます。
箱根の土地自体にも、人間の内面をバージョンアップし立派な魂を作ってくれる強いエネルギーが作用しています。
【箱根・九頭龍神社】境内紹介
境内の全体図はこのようになっています。
箱根神社公式サイト
第三鳥居
境内への入口はいくつかありますが、正面入口は第三鳥居です。
第一鳥居・第二鳥居は国道に建ち、街全体が神域となっています。
第一鳥居の横には箱根百薬というオシャレな古民家カフェがあり、そこでは龍神の玉をモチーフにしたスイーツを頂くことができます。
第三鳥居をくぐると境内の参道に入ります。
たくさんの老杉に囲まれた参道は、太陽の光も優しく通し、参拝客を自然の力で癒してくれます。
第四鳥居・手水舎
しばらく参道を歩くと、右手に手水舎と第四鳥居が見えてきます。
龍神さまを思わせるような、立派な手水舎。
第四鳥居から奥に見える、長い正参道石階段。
全部で九十段もあるそうです。
石階段もたくさんの老杉が参拝客を迎え、大地のパワーを感じ取ることができるでしょう。
曽我神社
正参道石階段の途中には、境内社の1つである曽我神社があります。
境内社とは、境内の小さな社殿を表します。
主祭神がメインの神様だとすると、サブの神様を祀る小さなお社ということです。
キリリと可愛らしい狛犬さん達が、お出迎えしてくれます。
曽我神社の御祭神は
- 曽我十郎祐成(そがじゅうろうすけなり)
- 曽我五郎時致(そがごろうときむね)
『曽我兄弟の仇討ち』として有名な兄弟であり、父の仇である源頼朝に仕えていた工藤祐経(くどうすけつね)を、富士の巻狩(ふじのまきがり)の最中に仇討ちをしました。
2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で話題になり、この曽我神社に参拝に来られる方が増えたとも聞きます。
曽我兄弟・工藤祐経に興味ある方は、ぜひ曽我神社への参拝もしてみてはいかがでしょうか。
第五鳥居・御社殿
石段を登りきると第五鳥居、そして箱根神社の本殿である御社殿が見えてきます。
森の中に悠然と建つ御社殿。
創建は757年の奈良時代初期。その後名高い武家に崇敬され、2019年には「御鎮座1260年の祝い」に合わせて、境内建物が美しく整えられたそうです。
狛犬さん達も、凛々しい姿で参拝客を迎えてくれます。
2023年12月末に参拝した時は、「大祓(おおはらい)」の茅の輪が飾られており、年末年始の準備が始まっていました。
門をくぐると拝殿、そして幣殿・本殿と続きます。
拝殿の頭上では龍神様が見守ってくださるので、より大きな御加護を頂けます。
12月末には、立派な鉾(ほこ)も拝殿両サイドに飾られていました。
お札所(お守り・おみくじ)
御社殿の向かいにはお札所があり、お札・お守りなどを授与できます。
箱根神社・九頭龍神社・箱根元宮三社それぞれのお守りや干支守り。花守りと色んな種類のお守りが購入できます。
御朱印授与については、後編記事にて詳しくご紹介しています。
お札所の横にはおみくじもあります。
おみくじは全部で4種類。
- 九頭龍みくじ
- おみくじ
- 開運みくじ
- 開運みくじ
私は毎回、九頭龍みくじを引かせてもらっています。
おみくじ内容は、表面に神さまからのお言葉と吉凶・各種運勢。裏面には神さまからの教えが記されています。
駒形神社・高根神社
拝殿の右隣には、2社の境内社が鎮座しています。
古来は「駒形権現(こまがたごんげん)」と呼ばれ、箱根神社創建の頃から祀られていた「駒ヶ岳の山神様」と「冠ヶ岳の山神様」。さらに明治時代に合わせ祀られた、伊勢神宮の分霊を祀る「神明社(しんめいしゃ)」・「八幡社の神々」を共にお祀りする社です。
開運守護・産業開発・交通安全の神として信仰されています。
江戸時代に祀られていた「高根権現(たかねごんげん)の神」と、明治時代に共に祀られた「稲荷社」「天神社」「春日社」「山神社」「吾妻社(あずましゃ)」の神々がお祀りされています。
家内安全・商売繁昌・学業成就・芸能上達の神として信仰を集めています。
九頭龍神社新宮
御社殿向かって右側に、九頭龍神社新宮が祀られています。
昔は九頭龍神社本宮への参拝が困難ということもあり、2000年(平成12年)辰年の元旦に箱根神社の隣に建立されました。
湖水祭(こすいさい)が斎行される神聖な祭場となり、気兼ねなく参拝できるようになりました。
祀られている御祭神は、本宮・新宮ともに「九頭龍大神様」なので、どちらで参拝しても同じ御利益を下さいます。
参拝時、天井にも視線を移してみてください。
龍神様の立派なお姿が描かれており、とても圧巻で見どころです。
龍神水・成就水盤
九頭龍神社側の鳥居横には、龍神水・成就水盤があります。
こちらの水は龍神甘露霊水で
・口にすれば一切の不浄を洗い清め
・家の神棚に供えると家内清浄縁起
のご利益を頂けます。
またこの水を飲むと「恋愛運がアップする!」とも話題になっています。
九頭龍大神様は、人間の持っている全ての生命エネルギーを底上げしてくれるので、体内から清められ魅力もアップするからでしょうか^^
お札所にて専用のペットボトルが100円で販売されていますが、自分で用意したペットボトルで持ち帰ることも可能です。
安産杉
境内には樹齢千年を超える御神木の一つ、安産杉があります。
古来からこの大樹は幸運の霊妙杉と崇められ、健全なる母胎の象徴とみなされていました。
- 子孫繁栄を祈る子授け
- 安産の杉
と信仰され、武家や庶民の間で「安産祈願は安産杉」と盛んにお参りが行われるようになったそうです。
稲荷社(お塚)
安産杉の裏手には、密かに佇む小さな稲荷社があります。
森に溶け込むように鎮座する、可愛らしいお稲荷さんです。
箱根神社の公式サイトには載ってないので、恐らく「お塚」ではないかと思われます。
「お塚」とは、稲荷神社などにある個人的に祀られた小さなお社や祠(ほこら)・石碑(せきひ)のことを表します。
2023年10月に再訪した時は、お稲荷さんの前掛けがバージョンアップされてマフラー付きになっていました。
信仰のある方からのプレゼントに、お稲荷さんもイキイキしているように見えました^^
「稲荷神社が好き」「ジブリが好き」な方にオススメの稲荷神社が、静岡県の長泉町にもあります。
三島経由であれば比較的行きやすいので、あわせてチェックしてみて下さい^^
清め湯(霊水)
御社殿向かって左側。社務所横には清め湯というものがあります。
こちらは、箱根山の崇高な生命力に満ち溢れた霊水です。
手に受け心身を暖め、清める事ができます。
飲むことはできないので、御自身の手からその恩恵を受けてみましょう。
気付かず帰られてしまう方も多いので、参拝された際はこちらの清め湯にもぜひ立ち寄ってみてくださいね。隠れたパワーチャージスポットになっています^^
【箱根・九頭龍神社】さいごに
いかがでしたか?
今回は、箱根神社・九頭龍神社新宮のをご紹介させて頂きました。
まだまだ箱根神社の魅力や見どころはたくさんあり!
後編では境内社や茶屋。SNSでも有名な平和の鳥居や三社参り、御朱印やお守りの種類や値段をご紹介しているので、そちらも合わせてお楽しみ下さい。
箱根旅のオススメ宿泊施設『リ・カーヴ箱根』は、こちらの記事でご紹介してます。
このブログが、皆さまの旅の参考になれば幸いです。
最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。
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