学問と文芸の神さま!「佐野原神社」の歴史やご利益、境内の見どころや楽しみ方を写真付きでご紹介♪

静岡県
さくらん
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こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。

今回は、静岡県裾野駅から徒歩4分ほどの距離に鎮座する「佐野原神社」をご紹介します。

この記事で分かること
  • 歴史や御祭神について
  • どんなご利益があるのか
  • 境内の見どころや楽しみ方
  • アクセス方法

授与品の種類や値段については、こちらの記事でご紹介しています。

参拝の参考になれば幸いです。

さくらん
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それでは、いってみましょ〜!

「佐野原神社」にはどんな神さまが鎮座しているの?

主祭神

藤原朝臣二条為冬卿(ふじわらあそんにじょうためふゆきょう)

配祀神

従士十二名

主祭神の藤原朝臣二条為冬卿は、二条為世(にじょうためよ)という公卿・歌人の末っ子でした。

南北朝時代の箱根・竹ノ下の戦いで、公家大将となりましたが、味方の寝返りにより佐野原の地で討ち死にました。

「佐野原神社」の歴史

1335年(建武2年)の箱根・竹ノ下の戦いで、佐野原の地で討ち死にをした二条為冬。

地元の人々が亡骸を埋葬し、十三の塚を建てて弔い。中でも為冬卿の塚を「将軍塚」と呼んで崇敬してきたと伝わっています。

将軍塚

明治維新によって、実現した王政復古。

明治政府主導のご陵墓調査が実施されました。

その際、佐野原の将軍塚の他に現小山町にある白旗神社も、為冬卿の墳墓の地を主張。

その是非を調査する為、1874年(明治7年) 明治政府の教部省は、伯爵佐々木高行と伯爵東久世通禧を派遣して調査。

さらに1875年(明治8年)には、静岡県令であった子爵大迫貞清は部下を派遣して、調査させました。

しかし、大いなる功労者である為冬卿が祀られないばかりか、その事実さえしっかりと知られていない事に、土地の人々は大きな悲しみを感じていました。

中央のこうした動きに応えて、神社創建に立ち上がったのが、平松新田の服部大八、須山村の渡邊隼雄、佐野村の岩崎佐十郞三好維堅、伊豆島田村の水口伝蔵の5人。

服部大八を中心とする懸命の努力がやがて大きくなり、平松新田にあった将軍塚に佐野原神社創建、および十二の塚についても古跡を壊さず保存することが、明治政府から決定指示されました。

そして1874年(明治9年)佐野原神社が創建されたのでした。

佐野原神社社殿

「佐野原神社」には、どんなご利益がある?

  • 学業成就
  • 合格祈願
  • 開運
  • 勝運
  • 厄祓い

御祭神の為冬卿は学問と文芸の神さまの為、学業成就や合格祈願のご利益があります。

また境内には「吉祥昇龍の槙」という槙の木があり、幹が地面から天に昇るように伸びている様子が龍に似ていることから、開運・勝運のご利益があるとされています。

吉祥昇龍の槙

槙の木の裏には、淨身石(じょうしんせき)という自分自身を浄め浄化する石があり、その石に向かって厄割玉投げ割ると厄祓いになるといわれています。(詳しくは下記参照)

淨身石

「佐野原神社」境内の見どころ

社殿

佐野原神社の社殿は神明造(しんめいづくり)といい、日本の神社建築様式の1つです。

風鈴が奉納された参道が、とても美しいです

手前が拝殿、奥に本殿。

さくらん
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私が参拝した8月末は、まだ夏真っ盛りだったので、社殿につづく参道には風鈴がたくさん奉納されていました。

風鈴の音が心地よく、涼しさも感じられました

拝殿手前には、狛犬さん達もおられました。

将軍塚

本殿の裏側に鎮座する将軍塚。

本殿真裏に鎮座する将軍塚

1335年(建武2年)の箱根・竹ノ下の戦いで、討ち死にをした二条為冬。

地元の人々が埋葬し、十三の塚を建て、中でも為冬卿の塚を「将軍塚」と崇敬してきました。

由緒板

現在将軍塚を見ることは可能ですが、神域によりロープで囲われた外側からの参拝になります。

さくらん
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撮影をする際も、将軍塚にお参りをしてから撮らせて頂きましょう😌🙏

吉祥昇龍の槙

社殿左側に立つ立派な槙の木。

吉祥昇龍の槙(きっしょうしょうりゅうのまき)と呼ばれています。

木の保護の為、触ることはできません

「槙の木」の幹が地面から天に昇るように伸び、龍に似ていることから開運・勝運のご利益があるとされています。

厄祓所

社殿横には、厄祓所があります。

厄祓所

置かれている石は「淨身石(じょうしんせき)」といい、自分自身を清める(浄化)石とされています。

厄祓いの方法は

  • 「厄割玉」を購入
  • 淨身石に一礼
  • 「厄割玉」に空いている穴に息を吹き込む(自分自身の厄、ストレス、悩み、優れない気分、うっぷんなど)
  • 全身全霊で、淨身石にめがけて厄割玉を投げつける
  • 最後に淨身石に一礼
オリジナルイラストが可愛い作法看板が立っています

自分の厄や負の感情を込めた厄割玉が割れることにより、厄が祓われます。

厄割玉は、社務所横に設置してあるガチャガチャにて、購入できます。

社務所前におみくじと一緒に置いてありました
  • 厄割玉 初穂料300円

厄割玉には「厄」の文字と、厄を吹き込む穴が空いています。

厄の文字が刻まれている玉
底に厄を吹き込む穴が空いています

軽い陶器の為、カプセルから出す時は気を付けて取り出しましょう。

さくらん
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投げる瞬間は当たるかどうか緊張しましたが、実際に厄割玉がキレイに割れると気持ちが良く、楽しさもあったので是非皆さんも体験してみて下さい^^

万が一、淨身石に厄割玉があたらなくとも、この一帯に浄化作用があるので、安心して投げてみて下さいね。

御神木根社

社殿向かって右側にある、小さなお社。

こちらは御神木根社といいます。

社殿横の小さなお社

本殿横に伸びる御神木(楠木)の根が、本殿の石垣を押し上げ、ヒビ割れてしまいました。

石垣修復の為、本殿下にあった根を切り上げここに祀り、現在はその石垣をもヒビ割るほどの生命力にあやかり

  • 無病息災
  • 健康長寿

のご利益を受けることができるようになっています。

「佐野原神社」施設情報

〒410-1127 静岡県裾野市平松350

神職さんが毎日常駐していない為、電話の設定はありません。

アクセス方法

電車の場合

最寄り駅は「裾野駅

  • 裾野駅から徒歩約4分

バスの場合

最寄りバス停は「佐野原

  • バス停から徒歩約2分

車の場合

最寄りICは「裾野IC」「沼津IC

  • 各ICから約15分

参拝者専用駐車場あり

※入口にある赤い橋「神路橋」付近は、タクシーの待機場の為、奥の方へ駐車して下さいとのこ

建物の奥が駐車しても大丈夫のようです

佐野原神社公式サイト→ http://www.sanohara.jp

さいごに

いかがでしたか?

今回は、静岡県裾野駅すぐ近くに鎮座する「佐野原神社」をご紹介させて頂きました。

授与品の種類や値段については、こちらの記事でご紹介しています。

街中の小さな神社には、昔よりたくさんの人達に崇敬されてきた御祭神が、境内や街を見守って下さっています。

厄割玉もやってみるととても気分が上がるので、気になる方は参拝した際にぜひやってみて下さいね^^

このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。

さくらん
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最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。

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