占いの聖地!「冨士山下宮小室浅間神社」の歴史やご利益、御朱印・おみくじ・お守りの種類や値段、境内の見どころをご紹介!

山梨県
さくらん
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こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。

今回は、山梨県富士吉田市に鎮座する「冨士山下宮小室浅間神社」をご紹介します!

この記事で分かること
  • 小室浅間神社の歴史や御祭神
  • どんなご利益があるのか
  • 授与品の種類や値段
  • 境内の見どころ
  • アクセス方法や駐車場について

参拝の参考になれば幸いです。

さくらん
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それでは、いってみましょ〜!

「冨士山下宮小室浅間神社」には、どんな神さまが鎮座されているのか

  • 木花咲耶姫命 (このはなさくやひめのみこと)

木花咲耶姫命、またの名を浅間大神(あさまのおおかみ)とも呼ばれており、「桜の花のように咲き栄える女性」という意味の名前で、とても美しく誉れ高い女神様といわれています。

「冨士山下宮小室浅間神社」の歴史

   793年(延暦12年)坂上田村麻呂が東征際に、吉田の地に富士山を遥拝し戦勝を祈願。戦勝後の807年(大同2年)に、神の恩恵に感謝をして社殿を造営したことがはじまりです。

   古い記録では”浅間宮“と記されており、かつて下吉田集落は現在の下吉田東町にありました。現在の境外末社である東町金毘羅神社の地に祀られていましたが、雪解け水で増水する被害が多く、現在の地に集落と共に移転し、富士山から流れてきた剣丸尾溶岩(けんまるびようがん)の端に移されたと伝わています。

剣丸尾溶岩

   1576年(天正4年)北条氏と小山田氏の戦いで、上下両吉田の町と共に全焼。

   1626年(寛永3年)には社中の古木の杉が雷火で燃え、現在の拝殿にその一辺が扁額となって飾られています。

   時代が下り、富士山麓近郊に多くの浅間神社が祀られるようになると、富士北麓の浅間神社の中でも当社は下手にあった為、いつしか「宮」から「下ノ宮」となり。「下宮浅間」や「冨士山下宮」と名称が定まったと伝えられ、“下宮さん”として地域の方々からも親しまれるようになり。

   明治に入り、氏子地域であった上吉田を北口本宮冨士浅間神社に権利を一部分け、それまでの”冨士山下宮浅間神社”から現在の”小室浅間神社”に改称されました。

「冨士山下宮小室浅間神社」には、どんなご利益があるのか

  • 五穀豊穣
  • 縁結び
  • 占い事、お神籤みくじ
  • 容姿端麗
  • 子宝安産
  • 子供の守護
  • 鎮火防災
  • 勝負運上昇
  • 金運隆昌など

美しい女神さまであり、3人の子供を無事に出産したサクヤヒメにちなんで、恋愛縁結びや家庭円満、安産子宝にご利益があるとされています。

また小室浅間神社は”占い・おみくじの神社“ともいわれており、神さまが乗る馬である”神馬”で流鏑馬(やぶさめ)を行う際、馬の足跡から町の火事や争事などの吉凶を占っていたことから、占いやおみくじに関するご利益もあるとされています。

さくらん
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占い師の方が参拝されることも多いとか^^

「冨士山下宮小室浅間神社」授与品について

授与所は参道の左側にあります。

  • 授与所受付時間9:00~17:00

御朱印

御朱印は通常3種類あります。

  • 通常御朱印300円
  • 季節限定御朱印500円
  • 摂社大塔宮御朱印300円

記帳・書置き共に行っています。

毎月20日には、恵比寿さま御朱印も限定で頒布されるそうです。

さくらん
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私は季節限定の御朱印を頂きました^^

4月らしいランドセルとシロツメクサのデザインが、とても可愛らしい御朱印

オリジナルの御朱印帳も、たくさんのカラーがありました。

  • 初穂料2,000円

御祭神・咲耶姫が神馬に乗っている姿と、富士山・桜のデザインが施されています。

冨士山下宮小室浅間神社

授与所カウンターにサンプルも用意されていました。

おみくじ

小室浅間神社は「占いの神社」というだけあって、おみくじの種類もたくさんありました!

神馬おみくじ
  • 通常おみくじ100円
  • こどもみくじ100円
  • 外国語おみくじ100円
  • 神馬おみくじ500円
  • 富士山おみくじ500円
  • 恵比寿さまおみくじ500円
  • 金のフクロウおみくじ500円
  • 干支みくじ500円など

占いの神社だけあって、色んな種類が用意されています(時期によっては変更の可能性あり)

置物型おみくじ
通常おみくじ
さくらん
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置物型のおみくじは、おみくじを引いたあとでも飾れるのでオススメです^^

お守り

小室浅間神社には一般的なお札やお守りから、御祭神の咲耶姫にちなんだ可愛らしい桜柄のお守りも色んな種類のものが用意されていました。

その中でも、山梨県富士山近郊神社の”オリジナル授与品もあります。

神玉・神紐

  • 神玉 初穂料 500円
  • 神紐 初穂料 300円
山中諏訪神社の授与所

神様の力が宿る神玉を、それぞれのご縁を繋ぐ神紐に通してお守りとして持ち歩くことができるものです。

またこの神玉は、山梨県富士山近郊に鎮座する7社分の種類があり富士山 神玉巡礼できるようになっています。

7社全てまとめると、このようにカラフルなお守りになります。

この7社を巡り「7つの神玉」を集められた方には、巡拝達成証明書も発行されるようです。

さくらん
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期限はないそうなので、ご自身のタイミングでゆっくり回って集めてみるのもイイですね^^

「冨士山下宮小室浅間神社」境内の見どころ

境内の全体図は、このようになっています。

境内図

大鳥居

境内の入口にそびえる大きな鳥居。

大鳥居

この大鳥居は1981年(昭和56年)に完成し、その後台風倒壊や修復などを繰り返し、2020年(令和2年)に鋼鉄製の柱に交換修繕されました。

しめ縄もとても綺麗で、扁額には桜の紋が付いていました。

扁額の真ん中についている、桜紋

大鳥居前の参道には、狛犬親子が一対おられました。

雰囲気からかなり古い子達かと

社殿

参道の突き当たりにどっしりと鎮座する社殿。

拝殿は、1573年〜1593年の天正年間の造り。

本殿は、1767年(明和4年)甲斐国東部の大工集団によって建築家された、山梨県最大の一間社本殿となります。

手前には、脚の長い狛犬さん達が一対おりました。

脚長な狛犬

御神池

社殿向かって右側には御神池があり、趣ある風景を楽しむことができます。

赤い橋がこらまた風流

神池横には、境内地下より汲み出している御神水があり自由に持ち帰ることもできます。

御神水

水質調査の結果、基準に適合(検査証下記掲示)塩素毒をしていない為、保存には適しておらず。持ち帰る際は、念のため煮沸してから飲用するようにとの事です。

神馬舎・流鏑馬

境内の右側には、神馬を飼育している神馬舎があります。

神馬とは、”神さまが乗る馬“として考えられてきた神聖な馬のことをいいます。

ハタオリマチフェスティバル
さくらん
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私が参拝した時は、小屋の中に茶色の馬が一頭いました。

境内で飼われている馬は日本中央競馬会から奉納されたもので、例祭の9月に行われる流鏑馬(やぶさめ)にて活躍する子達です。

当社小室浅間神社では、”馬蹄占(ばていうらない)“という”占人(うらないびと)”が馬の足跡によって、火事や争事など吉凶を占うものが、古来より受け継がれています。

富士吉田市観光ガイド

神馬舎では、その流鏑馬で活躍する馬達を見ることができます。

剣丸尾溶岩

社殿の真裏にあるゴツゴツとした岩の壁。こちらは、富士山の溶岩流の原型です。

剣丸尾溶岩
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富士山の麓ならではの光景を見ることができます^^

この溶岩は剣丸尾溶岩(けんまるびようがん)といわれており、937年の富士山噴火時に流出したものです。

流れ出た溶岩が均一に固まらず、起伏のある岩の推積地帯を丸尾地形をと言い。起伏に富み突き出した形が”剣に似ている“ことから剣丸尾といわれています。

丸尾の地は荒れ地でしたが、現在市内ではここを含め数カ所でしか見られなくなった、大変貴重な溶岩です。

ハートの御神木

139号線の鳥居から数m歩いた右手には、ハートの御神木があります。

ハートの御神木の桜の木

パッと見「どこがハート?」と思うかもしれませんが、よく見るとしめ縄を巻かれた幹の部分に大きなコブがあり、このコブが”ハートの形に見える”ということから「ハートの御神木」といわれるようになりました。

さくらん
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この時はしめ縄が上にあったので「ハート……なのか?」と思ってしまいましたが、本当にハートの形に見えるそうです。

新倉山浅間公園観光情報

縁結びのパワースポットとしても人気だとか^^

境内社

小室浅間神社には、いくつかの境内社が鎮座されています。

境内社とは、境内にある小さな社殿。主祭神がメインの神様だとすると、サブの神様を祀る小さなお社ということです。

大塔宮社・雛鶴社

御祭神→大塔宮護良親王(おおとうのみやもりよししんのう)/雛鶴姫(ひなづるひめ)

御神木でもある桂樹の中に祀られており、大塔宮桂之古跡とも称されています。

桂樹の中にお社が鎮座されています

護良親王は、後醍醐天皇の第3皇子であり。雛鶴姫は護良親王のお妃さまです。

御神木の桂樹は樹齢800年で、富士吉田市の天然記念物に指定されています。

日枝神社

御祭神→大山咋神

地元では”お猿さん“の愛称で親しまれ、社殿には使いの者の猿の像が祀られています。

Wikipedia

五社

五社を祀った社殿です。

大神社・山神社・天王社・稲荷社・天神社

御祭神→天照皇大神・大山祇尊・須佐之男命・大己貴尊・少名彦尊・倉稲魂尊・菅原道真命

室宮恵比寿社

御祭神→恵比寿

恵比寿さまが祀られている社殿です。

毎月20日には、恵比寿さま御朱印も限定で頒布されるそうです。

胎内弁天社

御祭神→弁財天

溶岩を利用した小さな社殿です。

小さな鳥居がまた可愛らしいです

遥か昔、富士山中ではこのような溶岩樹形や、四方を囲んだ場所を「室(むろ)」と呼び、神さまをお祀りしていたと伝えられています。

また、弁天社横には富士山を眺望できるスペースもありました。

木の間から望める富士山
さくらん
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専用の高台に登ると、晴れた日には綺麗な富士山を境内から望むことができます^^

「冨士山下宮小室浅間神社」施設情報

〒403-0004 山梨県富士吉田市下吉田3丁目32-18

TEL 0555-22-1025

アクセス方法

電車・バスの場合

  • 「下吉田駅」から徒歩約5分
  • 「月江寺駅」から徒歩約8分
  • 「本町一丁目バス停」から徒歩約2分

車の場合

  • 「河口湖IC」から約10分

境内に参拝専用駐車場あり(無料)

各所受付時間

  • 境内参拝可能時間24時間
  • 授与・社務所受付時間9:00~17:00

公式サイト→ 冨士山下宮小室浅間神社

「冨士山下宮小室浅間神社」さいごに

いかがでしたか?

今回は、山梨県富士吉田市に鎮座する「冨士山下宮小室浅間神社」をご紹介させて頂きました。

“占い・おみくじの神社”は中々珍しいかと思います。

占い師の方や、おみくじ好きの方はぜひ1度訪れてみてはいかがでしょうか^^

また境内からは綺麗な富士山を望むこともでき、観光客も比較的少なかったので、落ち着いてゆったりと参拝したい方にはオススメのばしよかと思います。

さくらん
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気になる方は、ぜひ「冨士山下宮小室浅間神社」にも立ち寄ってみて下さいね^^

このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。

さくらん
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最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。

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