【東口本宮冨士浅間神社②】珍しい狛犬親子がいるパワースポット!境内の様子や見どころを写真付きで詳しくご紹介!

静岡県
さくらん
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こんにちは!さくらん散歩のさくらんです!

今回は、富士山麓東側に鎮座する「東口本宮冨士浅間神社境内の様子や見どころを、最新情報を交えつつ写真付きで詳しくご紹介していきます!

歴史や御祭神・ご利益や御朱印・おみくじやお守りなどの授与品こちらの記事でご紹介しています。

参拝の参考になれば幸いです。

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それでは、いってみましょ〜!

【東口本宮冨士浅間神社】境内見どころ紹介

冨士浅間神社の全体図は、このようになっています。

大鳥居

冨士浅間神社には2基の鳥居が存在しますが、社務所の前にある「大鳥居」が正式なる正門になります。

扁額(へんがく)には「不二山」の文字が刻まれており「二つとない(不)素晴らしい山=不二山・富士山」という意味が込められています。

道路から少し奥まった場所に立っていますが、遠目からでもその存在感に圧倒されます。

駐車場から大鳥居に直接行く場合は、境内横に鎌倉往還(かまくらおうかん)という昔主要道路として使われていた小道があるので、そこを通って正面へ抜けられます。

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11月末に再訪した時は、紅葉真っ盛りで小道もとても綺麗でした^^

鎌倉往還の先には、「須走護国神社」も鎮座しています。

信しげの滝

正面入口向かって左側。太鼓橋の左奥に流れているのが「信しげの滝」です。

境内の左側にある浅間の杜(もり)の中を流れる小川が、この滝に流れ出ています。

滝の名前の由来は不明ですが、四季折々の見ることもでき、冬場では滝が凍りつき巨大な氷柱(つらら)ができる光景も見れるそうです。

またこの滝の横をよく見てみると、主のような大きな蛙がいます(笑)

エゾヤマサクラ

太鼓橋を渡って右側。社務所前にある立派な桜の木を冨士浅間神社の「エゾヤマサクラ」と言います。

別名「大山桜」といい、1983年(昭和58年)小山町天然記念物に指定されました。

私が参拝した時は秋の始めだったので桜の花は見れませんでしたが、葉っぱが色付き綺麗な紅葉の始まりが見れました。

火山弾

大鳥居向かって左側に置いてある、2つの大きな岩のような塊。

これは富士山噴火時の火山弾です。

この火山弾は地中の溶岩が噴火の際吹き上げられ、落下の時に酸化・冷却してできた物です。

左側の火山弾が約250kg、右側の火山弾がなんと約1tもあるそうです。

富士宮市に鎮座する浅間神社の総本山・富士山本宮浅間大社にも同じような火山弾があります。

私は富士山本宮浅間神社の火山弾を先に見たので、冨士浅間神社の火山弾を見た時は、比べ物にならない程の大きさにとても驚きました。

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この大きさの石が降ってくるとは…自然の脅威恐るべしです^^;

奉雷の杉

大鳥居向かって右側にある大きな杉の木、こちらを「奉雷の杉(ほうらいのすぎ)」といいます。

樹齢は350年あり、境内の樹木の中で最も長寿を誇る杉の木の1つです。

2018年の夏この木が落雷を受けてくれたおかげで、境内全体や地域に大きな被害が出なく済んだそうです。

手水舎

大鳥居の左側裏側に手水舎があります。

こちらの手水舎は柄杓ではなく、流れ出てくるタイプです。

富士塚の狛犬親子

大きな木に囲まれた参道を進んで行くと、神門の前に狛犬さん達がいます。

こちらの狛犬さん達はとても珍しく、左側の吽(うん)の狛犬さんは凛々しく参拝者を見下ろしていますが

阿(あ)の狛犬さんの少し下には、小さな子供の狛犬が一生懸命岩を登ろうとしています。

獅子はわが子を千尋の谷に突き落とす」という「獅子の子落とし」のことわざを手本にした狛犬の親子なのです。

昭和7年に寄進されたもので、他では中々見れない狛犬親子のお姿です。

東京・浅草神社にも、寄り添う夫婦狛犬という珍しい狛犬さん達がいるので、気になる方はそちらも合わせて参拝してみてはいかがでしょうか?^^

随神門

狛犬親子の後ろにそびえ立つ立派な楼門、こちらは随神門(ずいじんもん)と呼ばれています。

1707年の宝永大噴火により社殿と共に大破しましたが、幕府へ再建の願いが出され、当時この地方を治めていた小田原藩主・大久保加賀守によって再建されました。

神馬舎

本殿に向かう参道の右側、最初に見えてくるのが神馬舎(しんめいしゃ)です。

神馬舎とは、神社に奉納された馬や祭事の際に使用される馬を飼い、飼育する建物をいいます。

こちらの神馬舎には御神馬像があり、目付きが鋭いのでちびっ子はビックリしちゃうかも^^;

同県内の三嶋大社にも神馬舎があるので、気になる方は是非そちらも合わせて参拝してみてはいかがでしょうか^^

長壽亀石

本殿に続く参道の左側に、亀の甲羅のようなものがあります。

これを長壽亀石(ちょうじゅかめいし)と呼び、古来「長壽の象徴」とされてきた石だそうです。

亀の甲羅によく似た形をしており、大変貴重なものとして冨士浅間神社に奉納されました。

本殿

参道の一番奥にどっしりと構えているのが、冨士浅間神社の本殿になります。

この神社は本殿・幣殿・拝殿が一体となった「権現造(ごんげんづくり)」で、宝永大噴火後に再建されたものを修繕修復しながら現在も立派なお姿で鎮座されています。

2006年(平成18年)には、小山町有形文化財にも指定されました。

拝殿前には動物の木彫りも置かれています。

恐らく地域の方が彫ったものかと思われ、とても温かみがありました。

2024年初詣に参拝した時は、干支の辰の木彫りと絵馬が飾られていました。

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プチ情報

本殿左側にある裏参道を登りその場で振り返ると、社殿の全体を真横から見ることもできるのでオススメです^^

境内社

境内社とは、境内の小さな社殿を表します。

主祭神がメインの神様だとすると、サブの神様を祀る小さなお社ということです。

恵比須大国社

御祭神

  • 大国主命
  • 事代主命

大国主命は大黒様、事代主命は恵比寿様とも呼ばれており、福徳のご利益を持つ神様です。

社護神社

古くからこの冨士浅間神社の境内には、多くの境内社がそれぞれ祀られていました。

時代の中で何度か合併し、1958年(昭和33年)に「日枝神社」「山神社」「琴平神社」「霧島神社」「高尾神社」「社護神社」の6社が共に祀られ現在に至ります。

なので現在御祭神は、6社の13柱の神様が祀られています。

両サイドには狛犬さん達もしっかりいます。

夫婦杉・貫通石

本殿向かって左側。裏鳥居へ向かう裏参道を進むと左側にある2つ並んだ杉の木。

こちらを「子授け夫婦杉」と、間にある石を「貫通石」と呼びます。

二本の杉が根を絡ませ、寄り添うように並び立つものを夫婦杉と呼び、良縁・夫婦和合のご利益があります。

冨士浅間神社の夫婦杉は片方の杉に膨らみがあり、受胎したようにも見えるその姿に「子を授かる」「安産」のご利益があるとされています。

またその膨らみを撫でていくと子供を無事に授かり、無事に出産したという話もあるそうです。

夫婦杉の真ん中にある貫通石は、新東名高速道路谷ケ山西トンネル工事の時に現れたものです。

貫通石は、神話で安産を導く縁起物とされているようです。

裏参道鳥居

裏参道の奥、富士山側にも鳥居が1基あります。

こちらの鳥居は昔、富士登山者が大鳥居から入り社殿へ進み参拝し「登山の安全祈願」を行い、裏参道から須走口登山道へ向かう作法が行われていたそうです。

正面入口は大鳥居ですが、裏参道の鳥居は駐車場から1番近いので、正規ルートでなくても御自身の気の向くままに参拝されると良いと思います^^

浅間の杜

冨士浅間神社境内の半分を占めるのが、浅間の杜(もり)です。

というだけあって、天高く生き生きと育っている木々がとても神々しく見えました。

さすが霊峰富士の麓という光景です。

また本殿の右隣にも、立派な御神木が寄り添うように立っています。

杜の中には「宝永の清流」という小川が流れており、数多くの野鳥・草花が生息し、四季によって色んな顔を見せてくれます。

杜の中には遊歩道もあるので、不安定な足場が苦手な方でも安心して杜の中を散策できます。

さくらん
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11月末に再訪した際、浅間の杜も紅葉真っ只中でとても綺麗でした🍁

ハルニレの木

浅間の杜の中に一際大きな木があり、名前をハルニレの木と呼ばれています。

元は北海道や寒冷地に繁る樹木であり、静岡県では大変珍しいとされています。

樹齢は約400〜500年

1963年(昭和38年)に、静岡県天然記念物に指定されました。

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プチ情報

ハルニレの裏側にある小道を歩くと、ハルニレの根上りした力強い姿を見ることができます

浅間の杜の横を通る鎌倉往還から杜を見上げると、ハルニレの裏側を間近に見ることができます。

まるで、今にも動き出しそうな根。

表からでは見えない根上り部分が、生命力の凄さを物語っていますね。

縁結びの木

裏参道の鳥居横に、一際大きなモミの木があります。

こちらを根上りモミ、またの名を縁結びの木と呼ばれています。

写真からも分かるように物凄い根上り、むしろ半分以上出ちゃってますなモミの木です(笑)

樹齢は約300年

この根上り具合が、学術上価値が高いことから、1991年(平成3年)に小山町天然記念物に指定されました。

これだけ根上りしていてもこの生命力。さすが霊峰富士のパワーですね。

またこのモミの木は、ブナとカシの木と隣り合うように繁り、3本の木の根が複雑に絡み合っています。御祭神であるサクヤヒメの御神徳から「縁結びの木」としても、深く慕われています。

富士講

昔より富士山は、信仰の山として登拝されてきました。

冨士浅間神社には、富士講の方々によって奉納された石碑や石灯籠が多く並んでいます。

富士登山では33回が1つの記念の区切りとされてきました。

現在残っている石碑の中で最も多い回数は、和歌山県の方による899回であるそうです。

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それだけの登山を昔行ってたかと思うと、とても驚きますよね。

東京・上目黒氷川神社には富士浅間登山道があり、都内にいながらも富士登山の感覚を味わえる場所があります。

気になる方はそちらも合わせて参拝してみてはいかがでしょうか?^^

【東口本宮冨士浅間神社】施設情報

〒410-1431 静岡県駿東郡小山町須走126番地

TEL 0550-75-2038

東口本宮冨士浅間神社公式サイト→https://higashiguchi-fujisengenjinja.or.jp/

【東口本宮冨士浅間神社】さいごに

いかがでしたか?

今回は東口本宮冨士浅間神社の境内の様子と見どころをご紹介させて頂きました!

冨士浅間神社のアクセス方法や歴史・ご利益や御朱印・おみくじやお守りなどの授与品は、こちらの記事で詳しくご紹介しています!

富士山の麓だけあって大自然の中に鎮座し、年中神域の中でマイナスイオンも感じられ運気もパワーアップするかと思います。

また天気が良い日は、裏参道鳥居から間近な富士山の姿も見ることができます

紅葉シーズンは、紅葉と富士山のコラボレーションも見れるのでオススメです🍁

静岡に来られた際はぜひ、こちらの東口本宮冨士浅間神社も参拝してみて下さいね。

このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。

さくらん
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最後まで閲覧頂き、ありがとうございました!

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