こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。
今回は、「山王さん」の愛称として地域の方々に親しまれている沼津日枝神社を、写真付きで詳しくご紹介します。
参拝の参考になれば幸いです。
それでは、いってみましょ〜!
【沼津日枝神社】施設情報
〒410-0036 沼津市平町7-24
TEL 055-962-1575
アクセス
- 最寄り駅JR東海道本線「沼津駅」
沼津駅南口から徒歩約15分。
最寄り高速出口
- 東名高速道路「沼津IC」約23分
- 新東名高速道路「長泉沼津IC」約25分
参拝者専用駐車場が境内にあります。
山王通りを進み、日枝神社の前を過ぎてすぐに「日枝神社駐車場出入口」の看板があるので、そこから入ります。
通りに入ってすぐに「日枝神社駐車場出入口」の看板があり、境内に停めることができます。
各所受付時間
- 参拝可能時間 24時間
- 社務所 9:00~17:00
沼津日枝神社公式サイト→https://numazu-hieijinjya.com/
【沼津日枝神社】御祭神
大山咋神(オオヤマクイノカミ)
大名牟遅神(おおなむちのかみ)
大歳神(おおとしのかみ)
大山咋神は、古事記に登場する天照大御神(アマテラス)の弟・須佐ノ男(スサノオ)の孫にあたり、治水殖産・山林の守護神・造酒の神・魔除けの神として崇められてきました。
大名牟遅神は、後の大国主(オオクニヌシ)であり、国造りの神・医薬の神として崇められてきました。
大歳神(おおとしのかみ)は、須佐ノ男(スサノオ)の子供であり、五穀を統治しているので、家内安全・厄除け・安産・病気平癒など、生活の上でのあらゆることに力を発揮してくださる神様です。
【沼津日枝神社】歴史
沼津日枝神社は、1096年(永年元年)創建された、平安時代から900年以上もの歴史を持つ神社です。
元々この地域は、平安時代大岡庄(おおおかのしょう)と言われ藤原師通(ふじわらのもろみち)の領地でした。
1095年、源義綱(みなもとのよしつな)が延暦寺の僧と山王の神主を殺害する事件を起こしました。
義綱の主君だった師通は、双方の訴えを拒絶した為、両寺社の呪いにより38歳で亡くなりました。
師通の母は両寺社の恨みを和らげる為、近江國(あふみのくに)現在の滋賀県の日吉大社の御神霊をこの地にも祀り、八町八反(はっちょうはったん)という広大な田んぼを寄進して、謝罪の礼を表されたのが沼津日枝神社の起源です。
【沼津日枝神社】神紋
沼津日枝神社の神紋は「三つ巴(みつどもえ)」です。
勾玉(まがたま)である、弓を射る時に使う鞆(とも)という革製の道具、蛇や人魂をかたどっている、水が渦を巻いて流れている、など意味には諸説あります。
【沼津日枝神社】神猿とは
日枝神社の総本山である滋賀県・日吉大社。
その奥深い山には多くの猿が生息しており、神使いの生き物として神猿(まさる)は崇められ親しまれてきました。
「魔が去る」「勝る」に通じて、厄除けや方位除けにご利益があると言われる縁起の良いお猿さんです。
また猿は愛情深き動物でもあるので、家内安全・夫婦円満・安産・子授けにも縁があるといわれています。
日光東照宮の見ざる・云わざる・聞かざるは有名ですが、沼津日枝神社の山王さんは
- うらみ
- いかり
- ねたみ
など悪い心を持たない「思わざる」を大切にしています。
東京赤坂日枝神社には、神猿の像や狛犬ならぬ狛猿もいるので、気になる方は合わせて参拝してみてはいかがでしょうか?^^
【沼津日枝神社】ご利益
- 農耕
- 造酒
- 病気平癒
- 縁結び
- 家内安全
- 厄除け
- 安産
- 子授け
- 夫婦円満
御祭神3柱の神徳と神猿のご利益で、幅広く願いを聞いて下さいます。
【沼津日枝神社】境内紹介
全体図はこのようになっています。
表参道大鳥居
山王通りに面している「表参道大鳥居」が、一の鳥居にあたります。
隣には立派な社号もあります。
石造鳥居・三春の滝桜
参道の階段を登りきると、二の鳥居である「石造鳥居」があります。
二の鳥居に覆い被さっている木は桜の木で、「三春の滝桜」といいます。
樹齢20年程のまだ若々しい桜の木で、福島県より苗木が運ばれたものだそうです。
松尾芭蕉の句碑
二の鳥居向かって左側には、松尾芭蕉の句碑が置かれています。
刻まれている句は、1691年(元禄四年)に沼津宿で詠まれたものです。
社殿・狛犬
境内の1番奥に、社殿が鎮座しています。
隣の高尾山穂見神社から見上げると、本殿まで見ることができます。
社殿前には、狛犬さんたちもおられました。
小ぶりで、どちらも前の毛が目元を半分隠してとても可愛かったです^^
富士巻狩大釜
社殿向かって右側に、大きな釜が飾られています。
これは「富士巻狩大釜」といい、源頼朝公が富士の巻狩りの際に大部隊の将士の炊飯に使用したものを、原寸大で再現されたものだそうです。
宝物庫には、実物が半分だけ形を残して保管されています。
富士山近郊の神社には、源頼朝公に関連する貴重な物が置かれていることがあります。
同県の御殿場市に鎮座する新橋浅間神社では、富士の巻狩りに訪れた際「足をかけた」と言われる石「沓掛石(くつかけいし)」
三島市の三嶋大社では、源氏再興を祈願し100日間毎日参拝した際に、北条政子と共に腰掛けたと言われる「腰掛石」
熱海市の伊豆山神社にも頼朝公と北条政子が腰掛け、愛を語り合ったと言われる「腰掛石」
富士宮市の富士山本宮浅間大社には、富士の巻狩りを行った際に「流鏑馬(やぶさめ)」を奉納し、その象徴となる流鏑馬像が境内にあります。
富士山近郊の神社巡りをすると、頼朝公の歩んだルーツも共に自然と知ることができます。
御神木
社務所右側に、御神木である「しいの木」が立っています。
樹齢は450年以上で、日枝神社がある辺りは古くから「しいの杜(もり)」「くすのきの杜(もり)」といわれ、地域の人々や参拝者を見守り続けています。
境内社
境内社とは、境内の小さな社殿を表します。
主祭神がメインの神様だとすると、サブの神様を祀る小さなお社ということです。
社殿向かって左奥に鎮座しているのが「高尾山 穂見神社」です。
御祭神
- 宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)
穀物を司る神様で、通称「お稲荷さん」として親しまれ伏見稲荷大社の主祭神でもあります。
こちらにも可愛らしい狛犬さん達が、参拝者をお出迎えてくれます。
穂見神社の目の前には、「日枝天満宮」が鎮座されています。
御祭神
- 菅原道真(スガワラノミチザネ)
学問や書道・文化芸術を司る神様であり、大宰府天満宮の主祭神でもあります。
道真公を助けたといわれる「神牛」もいます。
右側には「筆塚」というものがあり、勉強に使用した鉛筆や筆が納められています。
【沼津日枝神社】授与品の種類
境内の右側に、社務所兼授与所があります。
お守り・お札
扉が開け放たれた一室に、お守りなどの授与品が置かれていました。
購入する時や御朱印を頂く際は、社務所の窓口に行きます。
沼津ということで、ラブライブサンシャインのコラボ絵馬や缶バッジも販売されていました!
- イラスト絵馬 1,430円
- 缶バッジ守り「夢」 500円
- 缶バッジ守「必勝」 500円
- 缶バッジ守「合格」 500円
その他授与品は下記のものがあります。
- お札 500~5,000円
- 交通安全 300~500円
- 受験・資格合格守 500~800円
- ペット守 500円
- 旅行安全 500円
- 開運御守 300~500円
- 願い叶う御守 500円
- 八方除 500円
- 幸せお守り 500円
- 絵馬 300~1,000円
- 招福しゃもじ 300円
おみくじ
おみくじは、全部で3種類あります。
- 通常おみくじ 100円
- とんぼ玉付きおみくじ 200円
- 神猿みくじ 200円
とんぼ玉付きおみくじは、色んな種類のとんぼ玉の1つが一緒に入っています。
通常おみくじは、珍しい引き方だったので凄く気になりました(笑)
好きな番号で選んだり、勘で選んでみるのもいいですね^^
私はお猿さんが可愛かったので、「神猿みくじ」を引きました。
中には、神猿のイラストが可愛いおみくじと、木製の小さな神猿守が入っていました。
この小さな神猿は、お守りとしてお財布などに入れておくと良いそうです。
御朱印
沼津日枝神社の御朱印は、通常1社。
- 初穂料300円
季節によって特別御朱印も登場します(公式サイトにてお知らせあり)
- 初穂料600円
御朱印帳は全4種類。
- 通常のサイズ(上段)1,500円
- 中型サイズ(下段)2,000円
どちらも朱印込みの料金となります。
【沼津日枝神社】さいごに
いかがでしたか?
沼津駅近くに鎮座する、沼津日枝神社をご紹介させて頂きました!
山王さんの呼び名で地域の方々に親しまれ、毎年様々な行事が行われています。
ラブライブサンシャインとのコラボ企画も順次開催しているので、沼津に来られた際は沼津日枝神社にも足を運んでみて下さいね^^
このブログが、皆さまの参拝の参考になれば幸いです。
最後まで閲覧頂き、ありがとうございました!
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