社殿がない神秘的な神社!「山宮浅間神社」の歴史やご利益、御朱印やお守り、境内の見どころを写真付きでご紹介!

静岡県
さくらん
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こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。

今回は、静岡県富士宮市に鎮座する「山宮浅間神社」をご紹介します!

この記事で分かること
  • 山宮浅間神社の歴史や御祭神
  • どんなご利益があるのか
  • 境内の様子
  • 授与品の種類や値段
  • アクセス方法や駐車場の有無

参拝の参考になれば幸いです。

さくらん
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それでは、いってみましょ〜!

「山宮浅間神社」には、どんな神さまが鎮座されているのか

  • 木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)

浅間大神ともいわれる浅間神社の御祭神で、「桜の花のように咲き栄える女性」という意味から、とても美しく誉れ高い女神さまといわれています。

「山宮浅間神社」の歴史

正式な創建年数は不明ですが、遠い昔。

霊峰富士を神として仰ぎ崇めた人々が、山の頂から直接山体を礼拝していました。

806年(大同元年)。

平城天皇(へいぜい)の命により、坂上田村麻呂が山宮浅間神社の地から富士山本宮浅間大社の位置に神体を移したとされ、浅間大社創建以前に最初に神体が祀られた場所と伝わっています。

古来より神聖な霊域な為、境内には始めから本殿とされる建築物がなく、遥拝所(遠く離れた場所から神さまを拝む場所)としての原始的な姿を今に残しています。

本殿とされる社殿がない境内

2008年(平成20年)に行われた発掘調査では、12世紀代の土師器群(はじきぐん)が出土され。

2013年(平成25年)には、富士山の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されました。

また山宮浅間神社から望める富士山は、環境省公開の「富士山がある風景100選」に選手されています。

「山宮浅間神社」には、どんなご利益があるのか

  • 産業繁栄
  • 商売繁盛
  • 縁結び
  • 子授け
  • 安産祈願
  • 子育大願
  • 家庭円満
  • 容姿端麗
  • 厄除け
  • 災難除けなど

御祭神は美しい女神さまであり、3人の子供を無事に出産したことから縁結び・家庭円満・子宝安産。

また出産の際「自分の子供ではないのでは?」と夫から疑いをかけられ、その疑いを晴らす為に産屋の周りに火を放ち出産をしたことから、火難消除の守護神としても崇拝されています。

「山宮浅間神社」境内の様子

国道180号線沿いに鎮座する山宮浅間神社。

石造りの鳥居には「富士山元宮」と刻まれた扁額が掲げられ、隣には社号も立っています。

青空によく映える鳥居

鳥居から先の参道には、信仰される方々が奉納された燈籠がズラリと並んでいます。

燈籠が並ぶ姿はとても圧巻!

参道途中にも鳥居が1基あり、その先もさらに燈籠が並ぶ参道が続きます。

木漏れ日が幻想的な風景
燈籠と天高く伸びる木々の姿は、とても神秘的でした

参道の先に見える平屋の建物は「籠屋(こもりや)」といわれ、以前までは社務所として使われていました。

以前までは社務所として使われていた籠屋

1933年(昭和8年)に建てられたもので、現在は籠屋の真ん中を通って遥拝所まで進めます。

また案内所が閉鎖している時は、こちらで書置きの御朱印を頂くこともできます。

籠屋内に用意されている書置きの御朱印

籠屋の前に手水舎があり、時期やイベントがある際には花手水になっているそうです🌸

富士・富士宮市号外Net

籠屋裏の参道真ん中に置かれた石。

綺麗に参道の真ん中に置かれている鉾立石

この石を「鉾立石(ほこたていし)」と呼び、元々は火山弾でした。

神様が宿る「鉾(ほこ)」を左肩に乗せたまま、浅間大社から山宮浅間神社まで歩き、休憩する際に鉾を立てる専用の石です。

神聖なる鉾を立てていた専用の石
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富士山本宮浅間大社にも、同じ鉾立石がありました。

浅間大社楼門前に現在も置かれている鉾立石

山宮浅間神社には鉾立石が、籠屋と遥拝所の間に2つあります。

形が崩れてますが、昔は丸かったそうです

石段を上がった先にあるのが、山宮浅間神社の遥拝所です。

遥拝所の柵から参拝します

遥拝所とは、遠く離れた場所から神さまを拝む場所のことをいい、この場所は御神体である富士山を直接遥拝し、祭儀を行うことを目的として築造されたそうです。

南北約15m東西約8mの長方形で、30~40cm程の溶岩を用いた石列によって組まれています。

晴れた日には、しっかりと御神体である富士山が望める

古来より社殿がない山宮浅間神社ですが、何度か社殿を建設しようとした時代がありました。

しかし建設しようとする度に大嵐等の被害にあい、建設を断念。

それ以降は、現在のような社殿のない遥拝所として神秘的な空間を保っているそうです。

さくらん
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確かに遥拝所から見えた富士山はとても美しかったので、それがあるべき姿なのだと感じました^^

遥拝所石列は、このようになっています。

遥拝所石列

現在、文化財保護のため遥拝所の玉垣内へは入ることは出来ません

さくらん
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ですが、お正月などの特別な時期には門が開き、遥拝所内に入ることができるそうですね!

「山宮浅間神社」授与品について

授与所を兼ねている案内所は、境内右側の駐車場内にあります。

開館日が限られているのでご注意を
  • 案内所(授与品受付)開閉時間9:00~16:00

土日祝日のみ(12/29~1/3は閉館)の受付になるのでご注意を。

御朱印のみ、案内所閉館時でも籠屋にてセルフで授与できます。

案内所閉館時でも、御朱印は籠屋内で頂けます

御朱印

御朱印は1種類のみ。

  • 初穂料300円
  • 書置のみ

※案内所開館時は記帳も可能かもしれません。

書置き御朱印

日付の記入はありませんが、年号や月は常に最新のものを用意して下さっています。

さくらん
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最新のものを用意して下さるのは、有難いですね^^

御朱印帳・御朱印袋も案内所開館時は購入することができます。

  • オリジナル御朱印帳2,900円
  • 御朱印帳袋3,200円
  • 御朱印帳ビニールカバー600円
案内所開館日のみ購入できます

お守り

お守りやお札も、山宮浅間神社オリジナルのものがあります。

  • お札500円
  • お守り300円
  • ストラップ御守り300円
  • オリジナルタオル400円
  • 交通安全お守り800円
籠屋に写真が飾られていました

こちらも案内所開館時のみに購入ができます。

「山宮浅間神社」施設情報

〒418-0111 静岡県富士宮市山宮740

TEL 0544-58-5190

アクセス方法

車の場合

  • 「北山IC」から約8分
  • 「JR身延線富士宮駅」から約15分

参拝者専用無料駐車場あり

案内板もあるので、とても分かりやすいです

バスの場合

  • 「万野団地入口バス停」から徒歩約30分

各所受付時間

  • 参拝可能時間24時間
  • 案内所(授与品受付)開閉時間9:00~16:00

土日祝日のみ(12/29~1/3は閉館)

公式サイト→山宮浅間神社

「山宮浅間神社」さいごに

いかがでしたか?

今回は、静岡県富士宮市に鎮座する「山宮浅間神社」をご紹介させて頂きました。

富士山の麓には、神秘的な富士山信仰の神社が静かに鎮座されていました。

御朱印も予め用意して下さってる神社側の優しさも受け取れるので、とても心地の良い参拝ができること間違いなし!

近くに来られた際は、ぜひ山宮浅間神社へも足を伸ばしてみてくださいね^^

このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。

さくらん
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最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。

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