こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。
今回は、東京都・人形町エリアに鎮座する「末廣神社」をご紹介します。
授与品については、こちらの記事でご紹介しています。
参拝の参考になれば幸いです。
それでは、いってみましょ〜!
「末廣神社」には、どんな神さまが鎮座しているのか
- 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
- 武甕槌命(たけみかづちのみこと)
- 毘沙門天(びしゃもんてん)
倉稲魂命は、「稲に宿る神秘な霊」「五穀豊穣の神」と考えられており、伏見稲荷大社の御祭神。「お稲荷さん」の愛称で慕われている神さまです。
武甕槌命は、神話の神さまで勝負運向上や勝利祈願・縁結びや安産祈願にもご利益があるといわれています。
毘沙門天さま、七福神の一柱で財運・勝運・開運・厄除け・無病息災にご利益があるとされてきました。
「末廣神社」の歴史
創建の正式な年代は明らかになっていませんが、古文書によると1596年(慶長元年)には、鎮座していたという記録が残っています。
1615年(元和元年)徳川家康公の命により、山本院實行を駿河国から呼び寄せ、当社に奉仕させました。
1617年(元和3年)町人であった庄司甚右衛門たちが幕府から許可を得て、当時沼地だった周辺地域を開拓。
江戸で初めての遊郭(吉原)となり、町が活気づくにつれて、人々は当社を地主神として篤く信仰しました。
1656年(明暦2年)幕府は江戸市街拡張の為、吉原の移動を言い渡した。
翌年には、明暦の大火により吉原は焼失。
同年の1657年には、現在の浅草へと移転し、新吉原が開かれました。
吉原移転後も町の賑やかさは変わらず、跡地の難波町・住吉町・高砂町・新和泉町の氏神さまとして信仰されました。
当社の周辺には、幕府に仕える役人の住宅が多かったことから、さらに信仰も深く。
狛犬や玉垣、幕や調度品など様々なものが多く奉納されていました。
時は過ぎ、1947年(昭和22年)に現在の社殿(総檜造り)へと再建されました。
「末廣神社」に鎮座する、もう一柱のお稲荷さん
江戸時代のこと。現在の富沢町南部地区あたりに、徳の高い女性がいました。
彼女は助産師をしながら生計を立て、働く女性の為に子供を預かり、また親から見捨てられた孤児を引き取り我が子のように育てていたそうです。
近隣の武家や庄屋、商売人の援助を受けながらも彼女は奢ることなく、たくさんの女性や子供を助けてきました。
その後、彼女がこの世を去った後、人々は彼女の生き様を称え稲荷社を建てました。
名前を「養母世稲荷(ようぼせいなり)」と崇め、町の有志で今世まで脈々と護られてきました。
お社の維持が困難になった際、祭礼を末廣神社が古くから務めていた縁もあり、養母世さまを預かることとなりました。
以来、女性と子供の守り神として、深く信仰されてゆきました。
「末廣神社」にはどんなご利益があるのか
- 勝負向上
- 厄除け
- 災難除け
- 五穀豊穣
- 縁結び
- 安産祈願
- 財運向上
- 開運
- 無病息災
御祭神それぞれのお力から、上記のご利益があるとされています。
「末廣神社」の境内の様子
ビルが建ち並ぶ一角に、末廣神社が鎮座しています。
境内自体は比較的小さめですが、参拝者は多く深く信仰されているのが分かりました^^
参道には、立派な狛犬さんたちもおられます。
境内の1番奥に社殿があり、1947年(昭和22年)に総檜造りに建て直されました。
社殿左側には、大きな椎の木(御神木)も立っており、その根元に「末廣徳の石」という石があります。
この石は、様々な徳を授け高める力があるとされています。
参拝をした後、お盆(石)の上に財(金銭)を置きます。 手を合わせ「いや、すえひろがり」と心の中で唱えます。 唱えた財(金銭)を持ち帰ります。 その財を持っていれば徳運が貯まり その財を使えば徳運が広がる といわれています。
末廣徳の石の隣には、女性や子供の守り神として崇められた「養母世稲荷」の小さなお社が鎮座しています。
「末廣神社」施設情報
〒103-0013東京都中央区日本橋人形町二丁目25番20号
TEL 03-3667-4250
アクセス方法
最寄り駅は「人形町駅」「水天宮前駅」「浜町駅」
- 人形町駅からは、徒歩約3分。
- 水天宮前駅からは、徒歩約6分。
- 浜町駅からは、徒歩約7分。
末廣神社には、参拝者専用駐車場がありません。
各所受付時間
- 参拝可能時間 24時間
- 社務所・授与所9:00~17:00(授与所は対応できない場合もあります)
公式サイト→ https://suehirojinja.or.jp
「末廣神社」さいごに
いかがでしたか?
今回は、東京都・人形町エリアに鎮座する「末廣神社」をご紹介させて頂きました。
授与品については、こちらの記事でご紹介しています。
下町のビルの合間に鎮座する小さな神社には、古くからたくさんの方々に慕われ続けてきた神さまたちが今もなおそこにおられました。
気になる方は、ぜひ末廣神社にも足を運んでみてくださいね^^
このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。
最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。
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