歴史が色濃く残る「村山浅間神社」の歴史やご利益、境内の様子や御朱印、アクセス方法を写真付きで詳しくご紹介!

静岡県
さくらん
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こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。

今回は、静岡県富士宮市に鎮座する「村山浅間神社」をご紹介します!

この記事で分かること
  • 村山浅間神社の歴史や御祭神
  • どんなご利益があるのか
  • 境内の様子
  • 授与品について
  • アクセス方法や駐車場の有無

参拝の参考になれば幸いです。

さくらん
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それでは、いってみましょ〜!

「村山浅間神社」どんな神さまが鎮座されているのか

主祭神

  • 木花開耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)

配神

  • 木花咲耶姫(中座)
  • 大山祇神(左座)
  • 彦火火出見尊(左座)
  • 瓊瓊杵尊(左座)
  • 天照大神(右座)
  • 伊奘諾尊(右座)
  • 伊弉冉尊(右座)

主祭神は、浅間大神ともいわれる浅間神社の御祭神・木花咲耶姫。

共に祀られているのは、木花咲耶姫の父上や旦那さまや子供。

最高神の天照大神や、日本で最初の夫婦といわれている伊奘諾尊・伊弉冉尊が祀られています。

「村山浅間神社」の歴史

孝昭天皇(こうしょう)2年、富士山中腹の水精ケ岳に創建されたのがはじまりです。

701年(大宝元年)には現在地へ移され。

中世になると、末代上人が富士山を修験の霊山として開き、現境内地に堂舎を構え、富士山に対する神仏習合の地「富士山興法寺」として発展していきました。

時代が進んでいくと大名や武将たちからも深く信仰され、諸国からの修験者も多く集まり、その勢いは浅間神社の総本宮・富士山本宮浅間神社と張り合えるほど。

明治に入り「修験道廃止令」によって、昔の賑わいはすっかり衰えてしまい。

神仏分離令」にもよって興法寺は廃され、浅間神社と大日堂は分離されてしまいました。

しかし現在でも境内には大日如来を祀る大日堂が本殿と並び、神仏習合時代の形態をとどめています。

境内の左側に浅間神社
境内の右側に大日堂

2013年(平成25年)には、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として、世界文化遺産に登録されました。

「村山浅間神社」には、どんなご利益があるのか

  • 産業繁栄
  • 縁結び
  • 子授け
  • 安産
  • 子育
  • 家庭円満
  • 容姿端麗
  • 厄除け
  • 火防守護

主祭神である木花咲耶姫は、美しい女神さまであり、3人の子供を無事に出産したことから縁結び・家庭円満・子宝安産。

また出産の際「自分の子供ではないのでは?」と夫から疑いをかけられ、その疑いを晴らす為に産屋の周りに火を放ち出産をしたことから、火難消除の守護神としても崇拝されています。

「村山浅間神社」境内の様子

国道469号線を1本中に入った場所に鎮座する村山浅間神社。

石造りの正面鳥居と社号には、「富士根本宮」の文字が刻まれています。

参拝する方は、横の道から境内に入れます

2025年(令和7年)3月25日までは、参道石段修繕工事の為バリケードが貼られています。

境内は広々としており、石垣や燈籠の雰囲気から歴史の深さを感じれました。

毎年7月頭には、富士山のお山開きとなる「開山式」が行われ、多くの方が式に参列し賑わいを見せます。

階段の左右には狛犬さん達が一対。

目元が隠れるほどの毛量の狛犬さん
まるで笑っているようで可愛いお姿♡

階段の手前に手水舎があり、時期やイベントなどでは花手水に可愛く彩られているそうです。

富士宮市観光協会

2基目の鳥居を潜ると、奥に社殿が鎮座されています。

浅間神社の社殿は、神仏分離によって境内社富士浅間七社を相殿として造られました。

現在の社殿は1913年(大正2年)に改築されたもので、幣殿と拝殿は老朽化の為、その後鉄筋コンクリート一部木造に建て替えられました。

横から見た社殿

拝殿上には、龍の立派な彫刻も彫られています。

柔らかくちょっと可愛らしいお顔♡

浅間神社社殿の斜め前には、大日堂が鎮座されています。

重厚感のある大日堂

明治初年まで存在した興法寺の建造物で、木材の状況や彫刻の特徴などから、江戸末期の建造と考えられおり、江戸時代の建造物としては現存する唯一のものです。

堂内には、木造大日如来坐像や役行者像が祀られており、社務所開館時には中に入って参拝もできるそうです。

境内には、静岡県の天然記念物に指定されている貴重な御神木が、2つ立っています。

浅間神社と大日堂の間に立つイチョウの木。

老樹で「乳」と呼ばれる大きな気根(乳状下垂)の発達が著しく、地元では「乳」の先端に針を刺すと妊産婦の乳が出るようになると言われています。

イチョウの木

大日堂前に立つ大スギは、樹齢1,000年と推定されており、中心部に高さ8mもの大きな空洞があるそうです。

大スギ
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遠くからでもその姿は圧巻でした!

浅間神社社殿奥、朱色の鳥居とさらに上へと続く参道の先には氏神社が鎮座されています。

氏神社は、村山修験の開祖「富士上人末代」を祀っておられます。

さらに高台に鎮座する氏神社

境内の道を挟んで隣りには、村山浅間神社の案内所もありました。

境内の隣にある村山浅間神社案内所

社務所とは別で観光案内所も兼ねており、こちらも土日9:00~17:00のみの開館

トイレも併設されており、開館に限らず使用できます。

さくらん
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トイレも綺麗に整備されていて、気持ち良く利用ができました^^

「村山浅間神社」授与品について

社務所は、手水舎前にあります。

村山浅間神社社務所
  • 社務所受付時間10:00~15:00土日祝日のみ※ 年末年始(12/29~1/3)は閉館
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開館日が限られているのでご注意を。

御朱印

御朱印は1種類です。

  • 初穂料300円
  • 書置きのみ

社務所開館時のみ授与できます。

「村山浅間神社」施設情報

〒418-0012 静岡県富士宮市村山1151

TEL 0544-26-6713

アクセス方法

  • 「富士IC」から車で約35分
  • 「富士宮駅」から車で約20分

参拝者無料駐車場あり(9:00~17:00)

国道469号線曲がってすぐの所に、広々とした駐車場があります

各所受付時間

  • 参拝可能時間24時間
  • 社務所受付時間10:00~15:00土日祝日のみ※ 年末年始(12/29~1/3)は閉館

公式サイト→ https://hellonavi.jp/detail/page/detail/1509

「村山浅間神社」さいごに

いかがでしたか?

今回は、静岡県富士宮市に鎮座する「村山浅間神社」をご紹介させて頂きました。

富士山の麓には、古来よりたくさんの方々に信仰されてきた神社が鎮座されていました。

神仏習合を現在も体感でき、社務所開館時には大日如来像等を実際に見ることもできる、大変貴重な場所だと思います。

気になる方は、ぜひ村山浅間神社へも足を伸ばしてみてくださいね^^

このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。

さくらん
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最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。

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