
こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。
今回は、埼玉県川越市に鎮座する「成田山川越別院 本行院」をご紹介します!
- 成田山川越別院の歴史や御本尊
- どんなご利益があるのか
- 授与品の種類や値段
- 境内の見どころ
- アクセス方法や駐車場の有無
参拝の参考になれば幸いです。

それでは、いってみましょ〜!
「成田山川越別院」には、どんな仏さまが祀られているのか
- 不動明王
お不動さんといえば”怖い形相”が印象深いと思いますが、その中には全ての人々を導き災いを祓う力を持つ慈悲深い仏さまです。

「成田山川越別院」の歴史
当山は、江戸時代末に石川照温(いしかわしょうおん)によって開創されました。
彼は幼少の頃から、様々な困難にあうなどの波乱な人生を送っていました。そんな中、両目を失明。生きる希望も失い、3度に及ぶ自殺を計りましたがそれも果たせず。
「己を捨てれなかったのは、神仏がいまだ自分を見捨てていない」と固く信じ、成田山新勝寺にて断食の行に入ることに。この修行により、不思議にも失明されていた両目が少しずつ見えるようになり。修行の終わり頃には、元通りに平癒することができました。
不動尊の偉大なる力と、大いなる慈悲に感謝。彼は一生を明王に捧げることを誓い、1842年(天保13年)に成田山の最上位・照阿上人(てるくましょうにん)を慕って出家しました。

その後一念発起し、照阿上人の許しを得て、不動明王のご霊徳を広める為、諸国巡歴の旅に出ることに。各地で徳を慕い集ってくる信徒が増し、川越の信徒十数名が世話人となり、当日廃寺になっていた本行院を再興。不動明王を安置する為、藩主・松平大和守の許可を得ることができました。
1853年(嘉永6年)、本行院の復興と共に成田山の最上位・照輪上人が、不動明王の分霊を開眼し照温に授与され、これが成田山川越別院の起源となったのです。
成田山本行院と正式になったのは、1877年(明治10年)に従来の本行院の建物を本山の管理に移し、成田山本行院として成田山最初の別院となり、いつの頃からか「久保町のお不動さま」と呼ばれ慕われるようになりました。

「成田山川越別院」には、どんなご利益があるのか
- 厄除け
- 病気・眼病平癒
- 心願成就
- 交通安全
- 家内安全
- 開運出世
- 商売繁盛など
成田山といえば”交通安全祈祷“が有名ですが、御本尊・不動明王の強い厄除けのお力にもご利益があるといわれています。
また創立者である石川照温上人が、不動明王のお力により両目失明から回復したことにより眼病平癒。
境内には、大本山成田山新勝寺から勧請されたダキニ天さまが祀られており、そのお力から開運出世・商売繁盛・合格譲受などにご利益があるとされています。
「成田山川越別院」授与品について
授与所は、本堂向かって左側にあります。
- 授与所・御朱印受付8:00~16:00
御朱印
御朱印は、通常や季節限定・特別なものを含めて7種類前後のものが用意されています。
- 通常御朱印(不動明王)500円
- 特別御朱印(金墨)800円
- 吒枳尼天尊500円
- 恵比寿天(小江戸七福神巡り)300円
- 縁結び御朱印(江戸小江戸巡り)1,000円
- 弘法大師お言葉御朱印1,000円
- 季節限定切り絵御朱印1,500円



私は、弘法大師さまが大好きなので、お言葉御朱印を頂きました^^

春のお言葉は
「道は自ら私まらず 弘まること必ず人による」
身に染みる深いお言葉を頂けました。

御朱印帳は、通常サイズのものが2種類、手作りファイル付き御朱印帳が4種類ほどあります。
- オリジナル御朱印(紺・桃)1,500円
- 手作りファイル付き御朱印帳3,000円

おみくじ
おみくじは、5種類ありました。
- 開運招福お守入おみくじ200円
- リラックマ開運おみくじ300円
- 恋みくじ200円
- 願い叶うおみくじ200円
- 水みくじ300円


キャラ物のリラックマがあったのが、なんだかほっこりしました^^
「成田山川越別院」境内の見どころ
境内の全体図は、このようになっています。


手書き風なのが、温かみがあっていいですよね^^
本堂
参道突き当たりに建つ本堂。

1873年(明治6年)に本堂が建立され、現在の建物は1933年(昭和8年)に再建されました。

拝殿部分の賽銭箱横には、御本尊の”お手綱“もありました^^
お手綱とは、御本尊のお不動さんと繋がりご縁を結んで頂くものです。五色の綱を手に持ち参拝することで、より堅くお不動さんとご縁が結ばれます。


私も見つけた瞬間、張り切って拝まさせて頂きました^^
またこちらの本堂は、中に入ってより近くで御本尊や四大名王を拝観し、お参りすることができるので、お時間に余裕がある方はぜひ内部にも入ってみて下さいね。

本堂前にあった手水舎が桜の花手水になっており、とても癒されました^^

大師堂
山門入ってすぐ右側にあるのが、大師堂です。

堂内には、成田山新勝寺から勧請された、真言宗の開祖・弘法大師、中興の祖・興教大師、理源大師が祀られています。

中に入ってすぐお傍でお参りもできるので、お時間がある方はぜひ!
大師堂の周りには、”四国霊場御砂踏“があり四国八十八箇所巡りと同じご利益を頂けます。
また大師堂の前には、巨大な五鈷杵(ごこしょ)が置かれています。

さくらんイチオシは、こちらの五鈷杵です^^

五鈷杵とは、お大師さまが右手に持たれている密教の重要な法具です。
この五鈷杵をご自身の手で触れて、お大師さまとの同行二人のご縁を深めることができます。

私もしっかり、たくさん撫でさせて頂きました^^
四国霊場御砂踏をする時間がない方も、巨大五鈷杵を撫でるだけでもご利益は頂けると思うので、ぜひたくさん撫でてみてください。
開運出世稲荷
成田山新勝寺より吒枳尼天尊(ダキニテンソン)を勧請してお祀りしている稲荷社です。

開運出世、商売繁昌、合格成就、就職成就などのご利益があり、祈祷をした方が奉納したのぼりや、たくさんのキツネの置物がありました。

社殿前には、美しい姿の狛狐さんたちも♡


福寿殿
“小江戸川越七福神”の四番目札所として、恵比須さまが祀られています。

商売繁昌や家内安全などの開運成就にご利益があるとされています。
開山堂
開祖である石川照温師(いしかわしょうおん)が祀られている御堂です。

御本尊・不動明王の力により眼病が完治したことから、眼病平癒や視力回復へのご利益があるとされています。
こちらも中に入って、お参りすることができます。
亀の池(水掛不動・縁結び弁財天・水子地蔵)
本堂向かって右側には亀の池。その中には、水掛不動・縁結び弁財天・水子地蔵がそれぞれ祀られています。

川越別院の癒しスポットでもあるこの亀の池には、約200匹以上もの亀が生息しています。

私が参拝した時も、驚くほどの数の亀が泳いでいたり、甲羅干しをしていました^^

池の中央には、水掛不動と縁結び弁財天がおられます。

こちらの弁財天さまは、七福神の弁財天さまではなく「縁結び」にご利益があるとされており、川越別院の”縁結びのパワースポット“としても有名だそうです。
弁財天さまの隣りには水掛不動さまがおり、”体の悪い所に、柄杓で水を掛けながら願うと叶えてくれる“といわれています。
池の1番奥には水子地蔵さまがおり、たくさんのお花と風車が奉納されていました。
みまもり不動
境内の外、国道15号線の交差点横に立つ大きな仏像は”みまもり不動“です。

高さ4m、重さ約20tにもなる巨大なお不動さんが、街の交通安全を見守ってくれています。

“全国交通安全運動”の黄色の旗がタスキのように見えて、なんだかほっこりしました^^
「成田山川越別院」施設情報
〒350-0055 埼玉県川越市久保町9-2
TEL 049-222-0173
アクセス方法
- 「川越駅」「本川越駅」から徒歩約20分
- “小江戸めぐりバス”にて「T3成田山前」で下車。
- 「喜多院前バス停」から徒歩約2分
- 「川越IC」から約20分
- 「川島IC」から約19分
境内に参詣者専用駐車場あり(30分無料)
各所受付時間
- 境内参詣可能24時間
- 本堂等開扉8:00~16:00
- 御護摩修行9:00/11:00/14:00(予約不要)
- 交通安全の御祓受付8:00~16:00
- 授与所御朱印受付8:00~16:00
「成田山川越別院」さいごに
いかがでしたか?
今回は、埼玉県川越市に鎮座する「成田山川越別院」をご紹介させて頂きました。
川越にもお不動さんがいると知って参拝させて頂きましたが、とても居心地が良く、メイン通りよりも観光客が少なかったので、落ち着いてゆっくり参拝ができました。
また弘法大師の像や巨大な五鈷杵にも触れることができる、大変貴重な場所です。

気になる方は、ぜひ「成田山川越別院」にも立ち寄ってみて下さいね^^

このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。

最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。