こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。
今回は、神奈川県秦野市に鎮座する「出雲大社 相模分祠」をご紹介します!
授与品については、こちらの記事でご紹介しています。
参拝の参考になれば幸いです。
それでは、いってみましょ〜!
「出雲大社相模分祠」には、どんな神さまが鎮座されているのか
- 大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
- 事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)
- 合祀祭神28柱(兼務神社23社の御祭神)
大国主大神は、出雲に大国を造った国造りの神さまであり、別名「ダイコクさま」でも慕われいます。
赤裸になった「因幡(いなば)の白兎」を助けた心優しさを持ち合わせ、地の神・良縁の神さまとしても深く信仰し続けられています。
事代主大神は、大国主の息子であり国譲り神話で重要な役割を果たした、「えびすさま」で深く慕われている神さまです。
「出雲大社相模分祠」の歴史
1888年(明治21年)。
当地代々の神職であった草山貞胤氏(くさやまさだたね)が、島根の出雲大社から「出雲の大神」のご分霊をこの地に鎮祭し、大国主大神のご神徳を関東地方に広める為の大切な場所としたのがはじまりです。
当初の鎮座地は、現在の場所から離れた渋沢峠でした。
1975年(昭和50年)に、現在の地へ移され祀られたとのことです。
以来社殿の増築、境内地の拡張。
大規模な植樹をほどこすなど、益々その尊厳さを増して現在に至っています。
「出雲大社相模分祠」には、どんなご利益があるのか
- 縁結び
- 良縁
- 商売繁盛
- 厄除け
- 八方除け
- 農耕
- 医学
- 夫婦和合
- 子授け
- 安産
- 教育学芸
相模分祠も、本社の出雲大社と同じご利益を授かれるといわれています。
その中でも「良縁・縁結び」が強く、男女の縁だけではなく家族や友人、仕事や事柄など、様々な面でのご縁結びをして下さる神さまです。
「出雲大社相模分祠」境内の見どころ
境内の全体図はこのようになっています。
すぐ裏手には小田急線が通る秦野の住宅街に、ギュッ!と出雲大社の空気が凝縮されています。
鳥居
相模分祠正面玄関ともいえる鳥居です。
出雲大社と刻まれた扁額と、白と緑色がとても美しく鮮やかに参拝者を迎えてくれます。
手水舎
鳥居を潜ってすぐ左側に手水舎があります。
相模分祠の手水舎は、季節ごとに飾り付けや花手水仕様にして下さり、季節折々の風景を楽しませて下さいます。
私が参拝した11月は、秋の紅葉の飾り付けと草花が生けられていました^^
本殿・拝殿
境内の奥に鎮座する相模分祠の社殿。
大社造りと権現造りを組み合わせた独自の木造社殿の様式で、翼幣殿と呼ばれる長い幣殿が特徴的です。
出雲大社といえばな、拝殿上のしめ縄も掲げられていました。
本社よりも小ぶりで可愛らしい大きさですが、出雲大社の分祠なのがさらに実感できます。
龍蛇神の社
境内の左奥、千年の杜の中に静かに鎮座するのが龍蛇神(りゅうじゃしん)の社です。
出雲地方に古来より伝わる、龍蛇神さまを千年の杜の守り神としてお祀りしているのです。
龍蛇神とは、出雲大社に神々が集まる旧暦10月10日の神在祭にて、稲佐の浜に降り立った神々の先導役を務める海蛇の神さまです。
縁結び・金運のご利益があるとされています。
2025年は巳年なので、龍蛇神さまのお社は注目すべき場所ですね🐍
龍蛇神の社前には、湧き水が今もコンコンと湧き出ています。
この湧き水は、全国名水100選の丹沢秦野湧水群の1つに数えられ、1年を通じて一定の温度で保たれ、夏は冷たく冬は温かみのある自然の天然水です。
地下51mから組み上げられるこの湧き水は、自然の力によって秦野盆地の地下で、長い年月をかけて丁寧にろ過されています。
ミネラルも豊富なので、飲料水とてしても親しまれています。
授与所にてお汲み取り専用のボトルが販売されていますし、ご自身のボトルにて汲むことも可能です。
祖霊社
御祭神である大国主大神は、幽冥(死後の目に見えない世界)を支配する幽冥主宰大神(かくりごとしろしめすおおかみ)とも称えられ、祖霊社の御祭神としても奉られています。
その神格に基づき、相模分祠では信徒会が組織され、各家のご先祖さまを崇敬し先祖供養をお仕えする社殿でもあります。
うさぎ
相模分祠には、本社である島根・出雲大社と同じように、うさぎの石像が境内の至るところにあります。
「なぜ出雲大社にうさぎ?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
御祭神・大国主大神が因幡の国へ行く途中、赤裸で苦しんでいたうさぎに治療法を教え助けてあげたという「因幡の素兎(いなばのしろうさぎ)」の話は、古事記に記され語り継がれています。
そこから大国主大神とうさぎには強い結び付きがあり、出雲大社では因幡の素兔がモチーフとなったうさぎの石像がたくさんあるのです。
相模分祠にも何匹かうさぎ達がいるので、参拝と合わせて探してみてはいかがでしょうか。
干支石像
正面鳥居の右下にある、龍の石像。
こちらは、石を素材とする彫刻の制作を続ける、西巻一彦さんが手がけたものだそうです。
2013年から毎年1体ずつ制作をされており、過去に制作された干支の石像が鳥居裏の庭に置かれてありました。
まるで干支の動物たちで輪になって話をしているみたいで可愛かったです♡
どの子も繊細で美しい造りなので、相模分祠に参拝に来られた際は、干支の石像も見てみて下さい^^
ヤギのももちゃん
相模分祠の境内参道わきには、白くて可愛いヤギちゃんがいます。
お名前はモモちゃん、メス。
2021年2月から、境内にて飼育されている相模分祠のニューフェイスです。
普段は竹林内の小屋にいますが、日によっては放牧されているそうです。
大人しく人懐っこい性格のようなので、写真撮影は可能ですが、エサやりはせずあまり近付きすぎず節度を持って接してあげて下さい。
私が参拝した時も、日向ぼっこをしてお昼寝中でした♡
御嶽神社
- 日本武命 (やまとたけるのみこと)
- 大己貴命 (おおなむちのみこと)
- 少彦名命 (すくなひこなのみこと)
- 櫛真智命 (くしまちのみこと)
通称・御嶽さん(おみたけさん)で慕わている、相模分祠境内左側に鎮座されています。
創建年代は不明ですが、1192年(建久3年)頃から神社前の参道を御嶽道と称し、平沢村の鎮守神として記録されています。
参拝をした時、パッと顔を上げたら獅子舞の顔が社殿の中からこちらを見てて、かなり驚きました😂💦
八坂神社
- 須佐之男命(すさのおのみこと)
- 大国主命 (おおくにぬしのみこと)
御嶽神社の隣に鎮座する八坂神社。
創建年代は不明ですが、400年前からこの地に鎮座されていたようです。
疫病よけのご利益があり、地域の方々から深く信仰されています。
千年の大けやき
八坂神社の目の前に立つ、大きく立派なけやきの木。
樹齢は約1,000年。秦野市文化財指定木だそうです。
しめ縄がリボンの形に結われていて、とても可愛らしかったです^^
「出雲大社相模分祠」施設情報
〒257-0015 神奈川県秦野市平沢1221
TEL 0463-81-1122
アクセス方法
- 最寄り駅は「秦野駅」「渋沢駅」
- 秦野駅から徒歩約30分
- 渋沢駅から徒歩約33分
- 秦野駅から約1,000円程
- 渋沢駅から約1,000~1,500円程
- 「宮の上」バス停から徒歩約3分
- 「畑中」バス停から徒歩約3分
- 「出雲大社入口」バス停から徒歩約3分
- 「保健福祉センター前」バス停から徒歩約3分
- 東名高速「秦野中井インター」から約10分
参拝者専用駐車場あり(無料)
各所受付時間
- 参拝可能時間24時間
- 授与所受付時間8:40~17:00
- 祈祷受付時間8:40~16:30
公式サイト→ https://www.izumosan.com
「出雲大社相模分祠」さいごに
いかがでしたか?
今回は、神奈川県秦野市に鎮座する「出雲大社 相模分祠」をご紹介させて頂きました。
授与品については、こちらの記事でご紹介しています。
現代では、関東から島根・出雲大社へは簡単に行ける時代となりましたが、同じ御祭神がお祀りされ、気軽に参拝ができるのは大変貴重でありがたい場所ですね。
秦野市の湧き水や、西巻一彦さんが手がける干支石像、ヤギのももちゃんなど、相模分祠ならではの見どころもたくさんあります!
神奈川に来られた際は、ぜひ出雲大社 相模分祠へも足を伸ばしてみてくださいね^^
このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。
最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。
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