こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。
今回は、神奈川県足柄下郡に鎮座する「箱根神社・九頭龍神社新宮」を写真付きで詳しくご紹介していきます!
箱根神社・前編もあるので、合わせてお楽しみ下さい。
参拝の参考になれば幸いです。
それでは、いってみましょ〜!
【箱根・九頭龍神社】境内紹介
境内全体の全体図は、このようになっています。
箱根神社公式サイト https://hakonejinja.or.jp/hakone/keidai.html#link_01
箱根神社境内には、たくさんの境内社(けいだいしゃ)があります。
境内社とは、境内の小さな社殿を表します。
主祭神がメインの神様だとすると、サブの神様を祀る小さなお社ということです。
箱根神社の境内社は
- 駒形神社
- 高根神社
- 曽我神社
- 恵比寿社(箱根七福神)
- 弁財天社
- 第六天神社
- 日吉神社
今回は恵比寿社と弁財天社をご紹介します。
恵比寿社(箱根七福神)
第四鳥居の左側、『権限からめもち』という茶屋の裏手に恵比寿社と弁財天社が鎮座しています。
宝物殿横にあるのが、恵比寿社です。
「誠実な努力を行う者に、商売繁盛と幸福を与える」
悠然と佇むお社は、まるで恵比寿様のおおらかさを表してるかのようです。
恵比寿様のご利益は
- 商売繁盛
- 大漁追福
- 五穀豊穣
- 愛敬富財
といった、商売なら俺に任せろ!な神様です。
弁財天社
恵比寿社の右隣に鎮座するのが、弁財天社です。
「美しい心を持つものに、美と芸術と智恵を与える」
女神様ということもあり、お社がある池はとても清らかな雰囲気が漂っていました。
黒い鯉の中に、一匹だけいた橙色の鯉。
七福神の紅一点と呼ばれる弁財天様そのものに見え、とてもありがたい光景を見れました。
弁財天様のご利益と言えば、金運アップ・商売繁盛が有名なご利益ですが
- 交通安全
- 恋愛成就
- 子孫繁栄
- 技芸上達
- 長寿
といったご利益もあり、現世においても幅広く授かれる神様です。
箱根には、独自の箱根七福神というものが開設されています。
箱根旧街道や芦ノ湖、関所や名湯にも入れる、観光客が回りやすい巡拝コースです。
御朱印のように、各社寺で箱根七福神の印を押してもらう、専用の色紙も販売されています。
興味のある方は是非、箱根七福神巡拝もしてみてはいかがでしょうか。
箱根神社の社外末社である「箱根駒形神社」には、箱根七福神の毘沙門天社が鎮座されています。
箱根神社と一緒に参拝してみてはいかがでしょうか?^^
御神木
弁財天社の隣に置かれた大木は、御神木のけけら木と言われています。
九頭龍神を誕生させた万巻上人(まんがんしょうにん)が、龍の悪行を制した時にこの木に”つないだ逸話”があります🐉
本来は芦ノ湖にある湖底木の中のひとつだったのですが、年に一度の湖水祭・例大祭の翌日、この地方を襲った台風の影響で芦ノ湖中から浮遊して来たそうです。
九頭龍神を繋いだとの由縁から、御神木として「縁結び祈願」のお参りが行われるようになりました。
もう一つの御神木、矢立の杉(やたてのすぎ)が第四鳥居の向かいに立っています。
延暦20年。
東北鎮撫の道中、坂上田村麻呂が箱根の坂を越えるため表矢を献上し武運長久を祈願したことから、矢立の杉といわれるようになったそうです。
この御神徳に因んで矢立の杉をデザインした「何事にも打ち勝つ!」「所願成就・心願成就」祈願の「勝守(かちまもり)」もお札所で購入できます。
宝物殿
恵比寿社の隣にある宝物殿。
建物の前では、獅子のような凛々しい狛犬さんがお出迎えしてくれます。
- 大人(中学生以上)500円
- 小人(小学生) 300円
中には重要文化財に指定された宝物をはじめ、数々の貴重な宝物資料が収蔵されています。
平和の鳥居
矢立の杉横に、芦ノ湖へ下る参道があります。
老杉の間から見えてくるのが、「湖に浮かぶ鳥居」で有名な平和の鳥居です。
上皇陛下の皇室儀礼の1つ・立太子礼(りったいしれい)と日本の独立を奉祝記念して、昭和27年に建立。
昭和39年に平和の看板が掲げられ、以来平和の鳥居と呼ばれ親しまれています。
日中は鳥居の下で写真を撮る人でごった返し、混雑日は長蛇の列になることもあります。
オススメ情報!
早朝は比較的空いている場合があるので、早起きをして訪れるのがオススメです!
参拝者が比較的少ない時間帯や閑散期は、待ち時間なく好きなだけ撮影する事も可能です。
また早朝は、朝日が鳥居を照らしてくれるので、このような幻想的な写真を撮ることもできます^^
【箱根・九頭龍神社】授与品の種類
第四鳥居の左手のお札所にて、御朱印を含む授与品がいただけます。
御朱印
御朱印の種類は全部で4社。
- 箱根神社
- 九頭龍神社
- 箱根七福神恵比寿社
- 箱根元宮(元宮参拝証明となるロープウェイの半券が必要です)
1社500円。
私は以前、箱根神社と九頭龍神社をいだきました。
- 御朱印帳への押印(待ち時間あり)
- 専用紙への押印(待ち時間なし)
この2パターンでの授与になります。
御朱印帳へ直押印を希望される方は、参拝前に授与依頼をしておくと良いでしょう。
御朱印帳への直接押印は、待ち時間が発生する可能性があります。
混雑日などは40分以上かかる可能性もあるので、参拝前にお願いしておくことをオススメします。
待ち時間は避けたい、御朱印帳持ってない、という方は専用紙でも御朱印としての効果は同じなので、専用紙を授与すると良いでしょう。
御朱印帳もこちらで購入できます。
- 初穂料1,500円(朱印代含む)
https://hakonejinja.or.jp/
お守り・おみくじ
お守りや絵馬もたくさんの種類がありました。
中でも人気のお守りが「勝守」です。
- 初穂料500円
「何事にも打勝つ!」御神木・矢立ての杉のご利益の詰まった勝運守護のお守りの為、購入する方も多いようです。
授与所横には、おみくじ所も設置されています。
- 九頭龍みくじ 100円
- 通常おみくじ 100円
- 開運みくじ 200円
- 七福神みくじ 200円
※御祈祷や結婚式のお申し込み等は、御社殿横の社務所で受付けています。
【箱根・九頭龍神社】お茶屋
箱根神社境内には、権限からめもちというお茶屋があります。
名物は、お店の名前でもある権限からめもち。
農家から取り寄せた厳選したもち米と、御神水のみで毎朝3時からつきあげるつきたて餅です。
また縁起のいい幸せのかしわ餅。
神社から声援(エール)を贈れる神社声援(ジンジャエール)。
お手軽なアイスや甘酒。
券売機でチケットを購入し、カウンターでの受け取りになります。
私は究極の甘酒をいただきました。
ほどよい甘さが、体に優しく染み渡ります。
2023年10月に再訪した際は、冷たい甘酒を頂きました^^
この日は「大安」だった為、お茶屋の方が「良き福が訪れますように〜」と購入された方々全員に優しい声をたくさん掛けて下さっていました^^
お茶屋では、源頼朝とゆかりの深い神社を巡る「源頼朝三社詣専用の御朱印帳」も購入することができます。
三社詣専用の御朱印帳は券売機等には記されていません。カウンターで直接申し出てみましょう。
【箱根・九頭龍神社】ご利益パワーアップ!三社参り!
箱根神社には、2種類の三社参りがあります。
- 箱根三社参り
- 頼朝三社詣
箱根三社参りとは
この三社を参拝することを言います。
九頭龍神社本宮へは2023年10月に参拝し、こちらの記事で詳しくご紹介しています!
箱根元宮へは、2023年12月末に参拝し、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
より一層のご加護を頂きたい場合は、三社参りをされることをオススメします。
ご自身の都合がいい時、体調や時間にゆとりがある時。
それぞれ日をずらしてのお参りでも、なんの問題もありません。
私も、三社別々の日に参拝させて頂きました^^
頼朝三社詣とは
“強運の持ち主として名高い”源頼朝公とゆかりの深い、この三社を参拝することを言います。
箱根神社では石橋山の戦いで敗れた源頼朝を匿う場所として使われ、妻の北条政子が出産祈願した安産杉。源義経が奉納した源氏の名刀薄緑(膝丸)も伝ったといわれています。
三嶋大社は平治の乱に敗れ伊豆国へ流された源頼朝が三嶋大社を崇敬し、源氏再興を祈願しました。宝物館には北条政子が奉納したと伝わる国宝の梅蒔絵手箱や、源頼家直筆の般若心経が残されています。
伊豆山神社では、源頼朝と北条政子が愛を育んだ場所として有名です。現代では縁結びスポットとしても慕われ、頼朝と政子が腰掛けたと伝わる腰掛石も境内にあります。法華堂には、北条政子が頼朝の冥福を祈るため、自らの髪の毛を刺繍したという「梵字の曼荼羅(ぼんじのまんだら)」があります。
源頼朝が信仰したこの三社詣は、鎌倉幕府恒例の行事として130年近く続いたと言われているそうです。
この三社を参拝するにあたり、専用御朱印帳(用紙)が200円で販売されています。
販売場所
- 箱根神社のお休み処「権現からめもち」
- 三島観光案内所(三島駅南口)
- 三嶋大社の授与所
(2024年現在)
こちらの三社参りも、ご自身の都合に合わせてゆっくり巡ってみてはいかがでしょうか。
【箱根・九頭龍神社】施設情報
箱根神社・九頭龍神社新宮
〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
TEL 0460-83-7123
お札所・御神印の受付時間 8:15 ~ 17:00 御祈祷の受付時間 8:30 ~ 16:00 宝物殿の拝観受付時間 9:00 ~ 16:00 権限からめもち お休み処 10:00 ~ 17:00 無くなり次第終了
小田急線「湯本駅」から登山電車で「小涌谷駅」で下車。
箱根・元箱根行きのバスで元箱根まで行きます。
元箱根下車後、徒歩10分程で箱根神社に到着。
- 新宿から、小田急高速バスで元箱根まで約2時間前後
- 小田急線 湯本駅から、箱根・元箱根行バスで約60分
- 三島駅から、沼津登山東海バスで元箱根港まで約53分
- 熱海駅から、伊豆箱根バスで元箱根港まで約63分
- 小田原駅から、伊豆箱根バス・箱根登山バスで箱根・元箱根まで約75分
元箱根・元箱根港から箱根神社までは、それぞれ徒歩約10~15分の距離になります。
箱根神社敷地内に、参拝者専用無料駐車場があります。
また箱根神社や元箱根港近隣には、複数のコインパーキングもあります。
【箱根・九頭龍神社】さいごに
いかがでしたか?
今回は、箱根神社・九頭龍神社新宮をご紹介させて頂きました。
歴史やご利益・本殿まわりの見どころは、こちらの記事でご紹介しています。
平和の鳥居が特に有名ですが、境内にはたくさんの魅力やパワーが溢れています。
参拝に行かれた際は、大自然の大いなるパワーを肌で感じてみて下さいね。
箱根神社と共に、箱根の旅行先としてオススメな宿泊施設『リ・カーヴ箱根』は、こちらの記事でご紹介してます。
このブログが、皆さまの旅の参考になれば幸いです。
最後まで閲覧頂きありがとうございました。
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