こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。
今回は、山梨県富士吉田市に鎮座する「北口本宮冨士浅間神社」の境内の様子や見どころを写真付きで詳しくご紹介します!
歴史やご利益、アクセス方法は、こちらの記事でご紹介してます。
授与品の種類や値段は、こちらの記事でご紹介しています。
参拝の参考になれば幸いです。
それでは、いってみましょ〜!
【北口本宮冨士浅間神社】境内見どころ紹介
境内の全体図は、このようになっています。
北口富士浅間神社公式サイト→ https://www.sengenjinja.jp
鳥居
北口本宮には、鳥居が3基あります。
1基目は、北口本宮正面玄関とも言える139号線沿いに建つ大きな第一鳥居です。
住宅街かつ、交通量の多い道路沿いに突如現れる大きな鳥居は、とても圧巻です!
隣に立つ社号も、これまた立派です。
2基目は、長い参道を抜けた先に現れる大きな鳥居。
こちらは冨士山大鳥居といい、その名の通り「富士山の鳥居」でありながら社殿が建つ以前よりあったといわれている、歴史ある鳥居です。
種類は両部型鳥居。
全長約17mもあるそうです。
大鳥居手前には、狛犬さんたちもいました。
3基目は、社殿の右奥に立つ白木の鳥居。
この鳥居は江戸時代、富士山吉田口登山道の起点になり、たくさんの登山者がここを通過していました。
随神門
大鳥居の裏に立ち、北口本宮の第2の入口として建つのがこの随神門です。
2017年(平成29年)に、国の重要文化財に指定された歴史ある建築物です。
近くで見ると、深く歴史が刻み込まれているのが分かります。
神楽殿
随神門を抜けると、拝殿前に建つこれまた歴史ある建築物が神楽殿です。
こちらも国の重要文化財に指定されており、1737年(元文2年)頃に建立されたものです。
昔から太々神楽(だいだいかぐら)という歌舞が奉納されており、現在も祭礼などで舞が奉納されているそうです。
手水舎
神楽殿の左側にある手水舎。
1745年(延享2年)に建立されました。
「富士八海」という富士山近郊の8つの湖の1つ「泉水」から引き込んだ霊水が、現在も絶え間なく湧き出ています。
歴史ある神社なだけに、手水舎もかなり奥深い建築物です。
拝殿・本殿
境内の中心部に佇む社殿。
手前が拝殿、奥が本殿となっています。
近くで見るとかなり大きく歴史を感じるこの建物は、1615年(元和元年)に建立され、1649年(慶安2年)には修復も加えられ、現在もその美しさを保っています。
拝殿・本殿ともに国の重要文化財に指定されています。
※拝殿へは、信仰上・景観維持の為、抱っこやケースを問わずペットを連れての参拝ができなくなっています。
本殿の真裏には、恵比寿社が鎮座しています。
恵比寿社と社殿を囲うように通路があるので、歴史ある本殿も間近から見ることができます。
東宮・西宮
本殿の奥両サイドに鎮座する、東宮本殿と西宮本殿。
本殿左奥の東宮本殿は、1561年(永禄4年)に武田信玄が川中島合戦の戦場を祈願して、本殿として造営されたものです。
こちらも国の重要文化財に指定されており、修繕を重ね現在も美しくその姿を保っています。
本殿右奥の西宮本殿は、1594年(文禄3年)に東宮に代わる本殿として建立されました。
しかし、1615年(元和元年)の本殿建立により、現在の位置に移され西宮となりました。
こちらも国の重要文化財に指定されています。
境内社
境内社とは、境内の小さな社殿を表します。
主祭神がメインの神様だとすると、サブの神様を祀る小さなお社ということです。
また境内社には「摂社」と「末社」があり
- 本殿の御祭神とゆかりの深い社を摂社
- それ以外の社を末社
といいます。
北口本宮境内には、数多くの境内社が鎮座しています。
その中でも見どころは、諏訪神社・大塚丘社です。
元々この地域を守る氏神さまでしたが、明治維新の際に北口本宮の摂社になりました。
御祭神
- 建御名方神(タケミナカタノカミ)
- 八坂刀売神(ヤサカトメノカミ)
現在は境内の右側に鎮座されており、諏訪神社自体は小ぶりですが、拝殿は大きく通常の境内社とはまた違った雰囲気を感じました。
北口本宮境内の右奥。富士山吉田口登山道の起点となる「白木の鳥居」から、富士山側へ約5分ほど歩いた所に鎮座しているのが大塚丘社です。
御祭神
- 日本武尊(ヤマトタケル)
景行天皇の息子である日本武尊(ヤマトタケル)が、東方遠征の箱根足柄から甲斐国(現在の山梨県)に向かう途中。
この地にある大塚丘に立ち寄り、そこから富士山を眺め
「北方に美しく広がる裾野をもつ富士は、この地より拝すべし」
と言い、霊峯富士を拝んだのがはじまりです。
このことを知った里人は、丘の上に社殿を建て浅間大神とヤマトタケル祀ったのでした。
「稲荷社」が好きなさくらんは、大鳥居横に鎮座する稲荷社もオススメします!
のぼりがたくさんありとても賑やかで、前後で構える狛狐さんたちも凛々しく素敵でした^^
大スギ・ヒノキ
拝殿の両サイドに高くそびえる大木。
左を太郎杉といい、右を夫婦桧(ヒノキ)といいます。
どちらも樹齢1,000年以上もの巨樹であり、北口本宮の御神木です。
太郎杉は山梨県天然記念物第一号に指定されており、夫婦桧は県下で最大の巨樹だそうです。
なぜ左は太郎で右のヒノキは夫婦なのかというと、夫婦ヒノキは2本のヒノキが根元で1本になり、また途中で合着しているとこらから、「夫婦のように寄り添う様」から夫婦桧と呼ばれています。
また富士山の麓である境内には、これら木々のような巨樹がたくさん立っています。
本殿向かって左側、社殿に寄り添うように立つこちらも、山梨市内の代表的な巨樹です。
正面に立つ「太郎杉」に対し、この木は「二郎杉」と呼ばれ親しまれています。
太郎を見たら、二郎も必ずこの目に焼き付けておきたいですね^^
そして圧巻なのが、第一鳥居から続く参道です。
北口本宮といえば!な光景で、テレビやSNSでもよく取り上げられて、見たことある方も多いではないでしょうか。
第一鳥居の目の前が、交通量の多い道路かつ街中というだけあって、鳥居をくぐった先の木々と石燈篭の連なった光景は圧巻です。
境内には、巨樹だけでなく色んな木々もあります。
二郎杉の隣には、1つの根元から2本の幹が生育した相生梅の「夫婦うめ」。
向かいには、鮮やかな色彩で春頃に楽しませてくれる「七色もみじ」。
秋に参拝すると、境内全体が紅葉で色鮮やかに彩られ、大鳥居前に流れる禊川(みそぎがわ)と一緒に見る紅葉がとても素敵でした^^
【北口本宮冨士浅間神社】施設情報
〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田5558
TEL 0555-22-0221
国道139号線沿い。
境内に無料駐車場あり。
各所受付時間
- 参拝可能時間 24時間
- 授与所・朱印所受付時間 8:30~17:00
- 祈祷受付時間 9:00~16:30
【北口本宮冨士浅間神社】さいごに
いかがでしたか?
今回は、山梨県富士吉田市に鎮座する「北口本宮冨士浅間神社」をご紹介させて頂きました。
歴史やご利益、アクセス方法は、こちらの記事でご紹介してます。
授与品については、こちらの記事でご紹介しています。
富士山の麓に鎮座する北口本宮は、広大な境内に加え国の重要文化財に指定されるほどの歴史ある貴重な建築物がたくさんあります。
見どころも満載なので、山梨県に来られた際はぜひ北口本宮冨士浅間神社へも訪れてみて下さいね。
このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。
最後まで閲覧頂き、ありがとうございました!
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