こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。
今回は、大阪市住吉区に鎮座する摂津なにわの総鎮守「住吉大社」をご紹介します!
授与品の種類や値段は、こちらの記事でご紹介しています。
参拝の参考になれば幸いです。
それでは、いってみましょ〜!
「住吉大社」にはどんな神さまが鎮座されているの?
- 第一本宮 底筒男命(ソコツツノオノミコト)
- 第二本宮 中筒男命(ナカツツノオノミコト)
- 第三本宮 表筒男命(ウワツツノオノミコト)
- 第四本宮 息長足姫命(オキナガタラシヒメノミコト)
底筒男命・中筒男命・表筒男命3柱を合わせて「住吉大神」と総称されています。
息長足姫命は、神功皇后を指し、第14代仲哀天皇の皇后さまです。
「住吉大社」の歴史
住吉大社は、第14代仲哀天皇の后・神功皇后さまの新羅遠征(三韓遠征)と、深い関わりがあります。
神功皇后さまは、住吉大神のご加護得て強大な新羅を平定され、無事帰還を果たされます。
この凱旋途中、住吉大神のご信託により現在の地に鎮斎しました。
後に神功皇后さまも合わせて祀られ、「住吉四社大明神」として称され。
名神大社・二十二社の一社・摂津国一之宮・官幣大社に列せられました。
鎌倉や室町時代には、多くの武家や将軍からも多く崇敬され、源頼朝公は神馬を奉納、足利義政公は社殿造営を命じました。
しかし戦国史に、社殿は焼失。
その後、豊臣秀頼公により社殿と境内の再興がなされました。
江戸時代にも幕府から深く崇敬され、造替も度々行われ、1810年(文化7年)には現在の本宮社殿が造営されました。
西国の大名も、参勤交代時には住吉社に参詣した他、松尾芭蕉や井原西鶴が参詣し歌を詠んだことも知られています。
庶民からも多く信仰を寄せ、明治維新後は社号を「住吉神社」に定め。
戦後の1946年(昭和21年)には、現在の「住吉大社」に改称されました。
「住吉大社」にはどんなご利益があるのか
- 商売繁盛
- 開運招福
- 縁結び
- 恋愛成就
- 子宝
- 安産
- 家内安全
- 厄除け
- 身体健全
- 病気平癒
- 海上安全
御祭神である住吉大神と神功皇后のお力により、上記ご利益があるといわれています。
また第一本宮の南側にある「五所御前(ごしょごぜん)」。
約1,800年前に住吉大神が鎮座された時、最初に祀られた場所として伝わる神聖なスポットです。
ここで五大力石という「五」「大」「力」と描かれた小石を探し、お守りにすると体力・智力・財力・福力・寿力を授かるといわれています。
「住吉大社」境内の見どころ
境内の全体図は、このようになっています。
反橋(太鼓橋)
住吉大社といえば!この綺麗弧を描いた橋ではないでしょうか。
こちらは反橋といい、通称太鼓橋とも呼ばれています。
- 長さ約20m
- 高さ約3.6m
- 幅約5.5m
- 最大傾斜は約48度!
反対側が見えないこの傾斜は、実際に登ってみると怖くなるほどの急勾配です。
降りる時が、特に怖かったです😂
この橋は
「渡るだけでお祓いになる」
という信仰も昔よりあります。
参拝された際は、ぜひこの橋を渡って本殿へお参りしてみて下さい^^
現在の石造橋脚は、慶長年間に淀君(太閤秀吉の妻)が豊臣秀頼公の成長祈願の為に、奉納したと伝えられています。
昔の反橋は、足掛け穴があいているだけで、とても危なかったそうです。
反橋は、サイドから見てもとても美しいので、参拝された際はぜひ横からも、その美しい光景を生で見てみて下さい^^
4つの本殿
住吉大社の本殿は、第一本宮から第四本宮の4棟になる、大変珍しい本殿が鎮座されています。
この4つの本殿は、「住吉造(すみよしづくり)」といわれ、神社建築史上最古の様式の一つでありなが、4社全てが国宝に指定されています。
正面鳥居をくぐって、1番手前に鎮座するのが第三本宮と第四本宮。
その後ろに第二本宮。
そして1番奥に第一本宮が鎮座されています。
私が参拝した日は、稲穂を神前にお供えする宝之市神事と升の市が行われていました🌾
本殿の位置が特殊な為、参拝方法を迷われる方もいるかと思いますが、特に決まった参拝の順番はありません。
1番手前の第三本宮→第四本宮→第二本宮→第一本宮と、順番に参拝されるのが1番スマートにお参りできるかと思われます^^
おもかる石
「願い事が叶うか否かを占う霊石」
住吉大社にも、その石が境内末社である大歳社(おとししゃ)境内にあります。
本社境内から約2分ほどの距離にありますが、土日祝ともなれば行列ができるほどの人気スポットです。
大歳社の右側、「おいとしぼし社」内に3つ並んでいるおもかる石。
まず参拝をし、石を1度持ち上げ重さを確認します。
下ろした後、石に手を添え願掛けをする。
そして再度石を持ち上げた時に、最初より
- 軽く感じたら願いは叶う
- 重く感じたら好転への努力
という占い方です。
エンタメ性があって、参拝がさらに楽しくなりますね^^
浅澤社
「住吉の弁天さま」ともいわれている浅澤社(あささわしゃ)。
芸能・美容の神さまとして崇敬を集めています。
古来ここには浅澤沼があり、カキツバタの名所として万葉集にも詠まれています。
五大力石
第一本宮南側にある「五所御前」。
ここでは、「五」「大」「力」と書かれた石を拾い、お守りにすると願い事が叶うという信仰があります。
ここは、約1,800年前に住吉大神が最初にお祀りされた場所として、伝えられている神聖なスポットです。
お守りにして持っていると
- 体力
- 智力
- 財力
- 福力
- 寿力
上記5つの力を授かるといわれています。
願い事が叶ったら、返納の石(感謝の小石)を授与所で購入し、石を倍にして自分が拾った石と共に五所御前に返します。
楠桾社
第一本宮の裏手に鎮座する、楠桾社(なんくしゃ)。
「初辰まいり」の中心的な神社で、「はったつさん」の愛称で親しまれています。
ここには樹齢千年を超える楠木があり、江戸時代には楠木の神秘的な霊力に、祈りを捧げていました。
その後根元に祠を設け、神さまをお祀りするようになったといわれています。
- 御祭神は宇迦魂命(うかのみたまのみこと)
商売発達・家内安全の神さまとして、現在も深く信仰されています。
お社の反対側には、鳥居と柔らかいお顔をした狛狐さんたちもおられました。
住吉神兎
第四本宮の前にある、小さなうさぎの像。
「なでうさぎ」と呼ばれており、うさぎの体を撫でて、無病息災を祈願することができます。
住吉大社に訪れると、色んな所でうさぎの姿を目にします。
手水舎には、口から水を吐き出すうさぎ。
第三本宮の横には、可愛らしい大きなうさぎのぬいぐるみ。
授与所では、うさぎにちなんだお守りやおみくじがたくさん!
なぜうさぎが至る所にいるかというと、住吉大社が鎮座したのが辛卯年卯月卯日(卯=兎)。
それにちなみ住吉大社では、うさぎは神さまのお使いとされているのです。
可愛らしいうさぎがたくさん目に入ると、気持ちも癒されます^^
誕生石
安産祈願のパワースポットとして知られている「誕生石」。
源頼朝公の寵愛を受け、懐妊した丹後局(たんごのつぼね)。
その事を知った北条政子に命を狙われるも、家臣によって難を逃れ、この摂津住吉まで渡って来ました。
社頭にまで来たその時、産気づいてしまった丹後局。
家臣が住吉明神に祈る中、丹後局はそばの大石を抱いて男の子を出産したといわれています。
その時の子供が、薩摩藩の島津家の始祖である島津忠久公。
以来住吉社頭の力石は、島津氏発祥の地とされ「誕生石」に垣をめぐらせ、ここの小石を安産のお守りとする信仰が続いています。
「住吉大社」施設情報
〒558-0045大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89
TEL 06-6672-0753
アクセス方法
最寄り駅は
- 「住吉大社駅」徒歩約4分
- 「住吉東駅」徒歩約4分
- 「住吉鳥居前」目の前
- 最寄りICは「玉出」「大浜」
参拝者専用有料駐車場あり
利用可能時間6:00~22:00
- 普通車200円/30分
- 祈祷を受ける方は2時間無料。
各所受付時間
- 開門6:00(4月~9月)/6:30(10月~3月)
- 閉門 外周門16:00/玉垣内17:00
※ 毎月1日と初辰日は6:00開門
※ 正月期間・住吉祭期間は開閉門時間が異なります
- お守り授与所9:00~17:00
- 祈祷受付9:00~16:00
- 五所御前(五大力)開門~16:00※五大力守袋は9:00から
- 楠珺社9:00~16:00
- 種貸社9:00~16:00
- おもかる石 開門~16:00
公式サイト→ https://www.sumiyoshitaisha.net
「住吉大社」さいごに
いかがでしたか?
今回は、大阪市住吉区に鎮座する「住吉大社」をご紹介させて頂きました。
授与品の種類や値段は、こちらの記事でご紹介しています。
なにわの神さまが鎮座する境内には、見どころやご利益、楽しめる魅力的な場所がたくさんあります。
私も1度参拝しただけでは、足りないくらいの充実感でした^^
大阪に来られた際は、ぜひ住吉大社まで足を運んでみて下さい^^
このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。
最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。
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