
こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。
今回は、山梨県河口湖町に鎮座する「河口浅間神社(かわぐちあさまじんじゃ)」をご紹介します!
- 河口浅間神社の歴史や御祭神
- どんなご利益があるのか
- 授与品の種類や値段
- 境内の見どころ
- アクセス方法や駐車場の有無
参拝の参考になれば幸いです。

それでは、いってみましょ〜!
「河口浅間神社」には、どんな神さまが鎮座されているのか
- 浅間大神(木花咲耶姫命)
昔、度々起こった富士山の噴火を鎮めるため、富士山を神格化として信仰し祀ったのが「浅間大神(あさまおおかみ)」です。
そして浅間大神は、神話に登場する神さま「木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」同一視されています。
木花咲耶姫は「桜の花のように咲き栄える女性」という意味の名前で、とても美しく誉れ高い女神さまといわれています。
「河口浅間神社」の歴史
貞観6年(864年)の5月頃、富士山が大噴火。富士北麓にあった「剗ノ海活(せのうみ)」という大きな湖に、大量の溶岩が流れ出て分割されました。それが現在の精進湖(しょうじこ)と西湖(さいこ)にあたります。

史上稀に見る富士山の大噴火により、地元住民は甚大な被害を受けてしまい、甲斐の国司により直ちに京の朝廷に報告されました。
そしてこれが駿河国浅間名神(現在の富士山本宮浅間大社)祭祀を怠けているとされてしまい、貞観7年(865年)に「富士山の神である浅間神を祀れ」と勅命があり、噴火を鎮める為に祭祀が執り行われたのが始まりです。
後に「延喜の制」によって「名神大社」に列せられるように。
そして平成25年(2013年)には、富士山の世界文化遺産の構成資産の1つとなったのでした。
「河口浅間神社」には、どんなご利益があるのか
- 禳災讃命(災害などから国を守る)
- 縁結び
- 恋愛成就
- 子宝安産
- 子育て
- 家内安全
- 商売繁盛など
美しい女神さまであり、3人の子供を無事に出産した浅間大神(サクヤヒメ)にちなんで、恋愛縁結びや家庭円満、安産子宝にご利益があるとされています。
また富士山噴火により当時庶民に甚大な被害出てしまい、噴火鎮圧を祈願し祭祀を行ったことから禳災讃命(災害などから国を守る)もあるとされています。
「河口浅間神社」授与品について
授与品は随神門手前の社務所か、拝殿手前の授札所にて授与できます。
- 授与所・社務所受付時間9:00~16:00
御朱印
御朱印は2種類あります。
- 通常御朱印300円(記帳・書置き)
- 白滝御朱印300円(書置きのみ)
白滝は、浅間神社から車で約8分程の距離にある”母の白滝神社“の御朱印です。


私は、浅間神社の御朱印を頂きました^^

おみくじ
おみくじは、2種類ありました。
- 富士山みくじ500円
- 通常100円

「河口浅間神社」境内の見どころ
冠木門・大鳥居
駐車場の向かい側、現在のバス通りである”旧鎌倉往還”と参道への道を区切っている門を冠木門(かぶきもん)といいます。

冠木門とは、二本の柱の上に横木(冠木)を渡した門の事を言います。現在は屋根や横木が付いていない門を指しているそうです。
冠木門の先に見えるのが、大鳥居です。

高さ約18mもの大きさを誇る大鳥居は、河口浅間神社の見どころの1つでもあります。
波多志神
参道の間にある小さなお社を、波多志(はたし)神といい、北麓地方に伝わる「徐福伝説」にも関わるとされているものです。

隋神門
大杉が立ち並ぶ参道を抜けると、隋神門(ずいじんもん)があります。

門の両サイドには、社殿や神社の社地を守る武具を携えた神さまが鎮座されています。
拝殿・本殿
参道の突き当たりに鎮座されているのが、拝殿と本殿です。

当社の拝殿は中央に壁がなく、奥の本殿が拝殿から見えるような造りになっています。

本殿は、富士山大噴火後の貞観7年(865年)に正式に浅間神が祀られました。その後1606年火災により焼失。明治時代に改修されました。
横から本殿を望むこともできます。

拝殿の前には、一対の狛犬さん達もおられました。


境内社
いくつかの境内社が鎮座されています。
境内社とは、境内にある小さな社殿。主祭神がメインの神様だとすると、サブの神様を祀る小さなお社ということです。
安産・子授かりにご利益のある神社。

縁結びの神さま”大国主命“が鎮座するお社。当社の御祭神・木花咲耶姫と共に御参りし、縁結びパワーの相乗効果があるとか。

山の神さまとされる大山祇神(おおやまつみのかみ)が鎮座される神社。当社の御祭神・木花咲耶姫のお父さまにあたるお方です。

明治から昭和。当社の威光を示すため、先人たちが富士山の頂に奉献しようと造りかけた巨大な鏡の台座が鎮座されています。
明治39年(1906年)に、地区内のいたるところに祀られていた神々を、当社内に合祀されたお社です。
御祭神・万幡豊秋津師比売命(よろずはたとよあきつしひめのみこと)

当社の御祭神・木花咲耶姫の夫・瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の母君にあたる方。姑神であることから”母の白滝”といわれています。
江戸期まで、御師(おし)の家で宿をとり。当社に参拝した後この滝で禊ぎをし心身を清めて富士登拝に向かったとされる聖なる場所です。
当社から車で7~8分の距離に鎮座されています。
境内の木々
当社に立つ”七本杉“は、山梨県の天然記念物に指定されており、いずれも樹齢1200年を超える大樹です。
1号杉は母衣懸杉(ほろかけすぎ)とも呼ばれており、かつて例大祭の時に”産着を懸けた”聖樹とされます。

2号杉は別名を「産屋杉」といい、出産・分娩を守ってくれる御神木です。樹高は約40mを超えているそうです。
平安時代、朝廷の役人が当神社に参詣した際「御手植杉 雛鶴齢」という歌を詠んだことにちなんで命名された大樹です。幹の周りが約12mを超えるそうです。
4号杉は、「献虫巣杉」とも呼ばれており、大樹に棲まう山蚕が巣づくりした繭で糸を紡ぎ、朝廷に献上した事にちなんで命名されました。高さは約47mで七本杉の中で2番目に誇ります。

5号・6号と寄り添う大樹。
5号杉は約47.5mもあり七本杉のなかでは最も高く、伊邪那岐命にたとえられ。伊邪那美命にたとされる6号杉と根を一つに1200年も寄り添っています。縁結び・良縁のご利益があるとされています。

7号杉は「御柱杉」とも呼ばれ、天地を繋ぎ、神霊が降る神座・御神木として、最大級の崇敬を集めてきました。根まわりの幹囲が約30mもある大樹です。

拝殿前に佇む木は、異なった木目を持つもの同士が連なる奇跡的な現象が起こっています。古くから縁結び・夫婦和合の象徴として、多くの方から信仰されています。

大鳥居から隋神門の間に連なる杉の大樹。そのほとんどが約800年以上もの樹齢を誇ります。
両サイドから溢れ出る木のパワーを存分に感じられる参道です。

「河口浅間神社」参道にあるオシャレな珈琲屋”長崎珈琲”
冠木門と大鳥居の間の参道にお店を構える”長崎珈琲“。

古民家に暖簾の掛かっている古風なお店は、外装からでは想像も出来ないほどに、店内はとてもオシャレで可愛らしい珈琲屋さんです。

気さくな店主さんの選び抜いたこだわりの豆で淹れてくれる珈琲が、ものすごく美味しく大人気!Google評価も脅威の5.0!
訪れてみてその理由が分かります。店主さんの物腰柔らかで、丁寧で、珈琲へ注ぐ愛情が珈琲の味にも現れていました。


今までで飲んだ珈琲の中で過去一美味しく飲みやすかです^^

メニューもハンドドリップコーヒーから、カフェラテ、アメリカーノ。デカフェもあるので妊婦さんやカフェイン苦手な方でも飲む事ができます。
また、ももやりんごジュースもあるので、ご家族で来ても子供達も一緒に楽しめます。

焼き菓子もあるのでお土産にももちろん、参拝の小腹を満たすのにも最適!


河口浅間神社に来られた際は、ぜひ長崎珈琲にも立ち寄ってみて下さいね^^
- 〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口1199母屋横
- 営業時間 10:00~17:00(不定休GoogleMAP参照)
「河口浅間神社」施設情報
〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口1
TEL 0555-76-7186
アクセス方法
- 「河口湖IC」「富士吉田IC」から約15分
参拝者無料専用駐車場あり、駐車場にトイレも有り
- 「河口湖駅」からバスで約15分。「河口駐在所」で下車、徒歩約4分で到着。
各所受付時間
- 参拝可能時間24時間
- 授与所・社務所受付時間9:00~16:00
公式サイト→河口浅間神社
「河口浅間神社」さいごに
いかがでしたか?
今回は、山梨県河口湖町に鎮座する「河口浅間神社」をご紹介させて頂きました。
河口湖の近くには、自然溢れる神聖な神社が鎮座されていました。
河口浅間神社から車で約5~6分の距離に、鳥居だけが佇む富士山の遥拝所”天空の鳥居“もあるので、気になる方はそちらも合わせて参拝されてみてはいかがでしょうか?


私もまたタイミングが合えば、天空の鳥居にも行ってみようと思います^^
このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。

最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。