京都最古のパワースポット!「上賀茂神社」の歴史やご利益、境内の様子やアクセス方法を写真付きで詳しくご紹介!

京都府
さくらん
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こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。

今回は、京都市北区に鎮座する賀茂別雷神社・通称 「上賀茂神社」をご紹介します!

この記事で分かること
  • 上賀茂神社の歴史や御祭神
  • どんなご利益があるのか
  • 下鴨神社との関係
  • 境内の様子
  • アクセス方法や駐車場の有無

授与品については、こちらの記事でご紹介しています。

参拝の参考になれば幸いです。

さくらん
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それでは、いってみましょ〜!

「上賀茂神社」には、どんな神さまが鎮座しているのか

  • 賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)

賀茂別雷大神は、地方神の一柱にあたり、字のごとく「雷をも別けるほど強い力を持つ神」という意味があります⚡️

その為、厄除け災難除け開運・必勝の神さまとして古来より深く信仰されています。

「上賀茂神社」の歴史

神武天皇の時代。

神山(こうやま)の山頂にある大きな岩「磐座」に、賀茂別雷命が降臨したと伝えられています。

677年の天武天皇六年には、山背国により賀茂神宮が造営されました。

794年・桓武天皇による平安京遷都以降は、皇城鎮護の神・山城国一之宮として、歴代の天皇が行幸・奉幣祈願され。

1628年(寛永5年)には、境内の一大整備が行われました。

明治時代以降から大東亜戦争まで、伊勢神宮に次いで賀茂御祖神社(下鴨神社)と共に、全国神社の中でも格式の高い神社の筆頭となっていました。

1934年(昭和9年)には、室戸台風の暴風雨により、土屋・食殿が倒壊する被害を受け。

1994年(平成6年)には、23万坪の境内全域が「古都・京都の文化財」の1つとして、世界文化遺産に登録されました。

「上賀茂神社」神紋

上賀茂神社の神紋は「二葉葵」です。

紋の柄が入っている燈籠(河合神社)

この神紋は賀茂御祖神社(下鴨神社)と同じもので、昔は「あふひ」と書き、「あふ」は会う「ひ」は神様の力を示す言葉でした。

大きな力(神の力)に巡り会う神と人とを結ぶ草という意味をあらわしていると言われています。

境内の至る所や、授与品にも二葉葵の紋が刻まれているので、参拝しながら探してみるのもオススメです^^

おみくじの八咫烏の胸にも二葉葵の紋が

「上賀茂神社」には、どんなご利益があるのか

  • 厄除け
  • 方除け
  • 開運・必勝
  • 八方除け
  • 雷除け
  • 災難除け
  • 電気産業守護

御祭神・賀茂別雷大神の名の「雷をも別けるほど強い力を持つ神」から、厄除けや災難除け、開運・必勝のご利益があるとされています。

また雷を別ける部分から、電気産業を守護するご利益もあります。

「上賀茂神社」と「下鴨神社」の関係性

京都に鎮座する、上賀茂神社と下鴨神社。

上賀茂神社
下鴨神社

似ている名前から「何か関係があるのかな?」と思われる方も多いでしょう。

この二社は、平安遷都以降「賀茂社」として信仰され、昔は「上社」「下社」と呼ばれていました。

時代と共に現在の呼び名になっていきましたが、なぜ「上賀茂」「下鴨」と違う字が使われているのかの詳細は不明。

しかし高瀬川との合流地点より下流を「鴨川」上流を「賀茂川」と表すことから、その名になったのではないかとも言われています。

また下鴨神社の御祭神・玉依姫命と賀茂建角身命は、上賀茂神社の御祭神・賀茂別雷大神と血縁関係(母と祖父)にあたります。

その為、5月の例祭は両者合同で行われることもあり、二社の関係は深いものがあると分かります。

さくらん
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私は昨年、下鴨神社に参拝させてもらい、今年上賀茂神社にお参りさせて頂きました^^

参拝の順番は特に決まりがないので、気になる方はご自身の回りやすい方から参拝してみてはいかがでしょうか?

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関係が深い分、両者を参拝するとより深いご利益を頂けるかもです^^

「上賀茂神社」境内の見どころ

境内の全体図は、このようになっています。

境内全体図

国宝や重要文化財が建ち並ぶ23万坪の境内全域は、1994年(平成6年)にユネスコ世界文化遺産にも登録されています。

鳥居

上賀茂神社の正面玄関ともいえる大鳥居。

新設されたばかりの大鳥居と社号

こちらは、2020年12月末に新設されたばかりのもので、高さ約8m・柱間約6m同鉄製の鳥居で、一の鳥居とほぼ同じ大きさだそうです。

手前には「賀茂大社」と刻まれた立派な社号も立てられています。

大鳥居の斜め後ろに立つのが、一の鳥居です。

一の鳥居

大鳥居ができるまでは、一の鳥居が正面玄関口となっていたようですね。

一の鳥居から奥に続く長い参道の風景。

上賀茂神社といえばな、風景の1つではないでしょうか。

一の鳥居と二の鳥居を繋ぐ参道
さくらん
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私が参拝した時は、参道の両側に七五三祝いののぼりが、賑やかに参道を彩っていました^^

長い参道を進むと、二の鳥居に辿り着きます。

二の鳥居

二の鳥居より奥が、さらに神域の中枢になっています。

立砂・細殿

二の鳥居入った正面にある2つの砂の山を「立砂」、その後ろの建物を「細殿」といいます。

立砂・細殿

立砂は、盛砂(もりすな)ともいい、御祭神が降臨したとされる神山を見立てたもので、てっぺんに3本と2本の松の葉が立てられ「陽」と「陰」の一対になっています。

また「清めのお砂」の起源は、この立砂の信仰がはじまりともいわれています。

後ろに建つ細殿は、重要文化財に指定されている建築物の1つで、行幸の際、または斎王(天皇に代わって天照大神に仕えるため選ばれた、未婚の皇族女性)の到着する場所です。

手水舎

細殿の裏側にある手水舎。

さくらん
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さくらんイチオシの手水舎です😁

手水舎

一見普通の手水舎なのですが、よ〜く見ると…

手水鉢の上下に、小さな八咫烏(ヤタガラス)がたくさん!

手水鉢に並ぶ八咫烏たち

この八咫烏たちは、おみくじの子たちなのです。なので、中には干支みくじの辰や神馬みくじの馬もいます。

八咫烏みくじ

おみくじを引いた人達が、手水舎に奉納したのだと思いますが、綺麗に整列する姿や小さな鳥居などの飾り付けの様子から、神社側が意図的に飾っているようですね^^

配置も抜群に可愛い八咫烏たち

時期によっては、八咫烏たちの位置や飾り付けも替わっているようです。

さくらん
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あわりの可愛さに、私は手水舎で手を洗いながら発狂してました(笑)

上賀茂神社に参拝に来られた際は、ぜひ手水舎も注目してみてください^^

楼門

上賀茂神社といえば、鮮やかな朱色の楼門も見どころの1つでしょう。

楼門と回廊

こちらの楼門と左右に伸びる回廊は、1628年(寛永5年)に建て替えられたもので、国の重要文化財の1つです。

楼門前にかかる橋は「玉橋」といい、楼門と共に上賀茂神社の美しい光景を作り出しています。

中門・本殿・権殿

境内の1番奥に鎮座するのが、中門と本殿・権殿です。

通常は中門からの参拝

中門も国の重要文化財に指定されており、通常参拝はこの中門からになります。

中門の奥に鎮座する本殿と権殿は、「流造」の典型として1953年に国宝として指定された、大変貴重な建築物です。

右側が本殿、左側が権殿になっており、権殿は本殿の修復が必要な時、一時的に移って頂く為の仮殿の役割を果たしています。

左側が権殿、右が本殿

片山御子神社(片岡社)

楼門の前に鎮座する、片山御子神社・通称片岡社。

  • 御祭神 玉依姫命(たまよりひめのみこと)
片岡社で親しまれている片山御子神社

片岡社は、上賀茂神社境内に鎮座する24社もある摂末社の中で、第1社に定められている神社です。

境内社とは、境内の小さな社殿を表します。

主祭神がメインの神様だとすると、サブの神様を祀る小さなお社ということです。

境内社には「摂社」と「末社」があり

  • 本殿の御祭神とゆかりの深い社を摂社
  • それ以外の社を末社

といいます。

御祭神は、上賀茂神社の御祭神・賀茂別雷大神の母神である玉依姫命。

玉依姫は、平安の昔から縁結び・子授け・安産のご利益があるといわれ、女性から深く信仰されてきました。

その中でも有名なのが、平安時代に恋愛小説である「源氏物語」を書いた紫式部

紫式部も片岡社に参拝し、恋の成就を願って祈りを捧げていました。

その時詠んだ恋の歌が、今も昔も変わらない、好きな人を想う気持ちが綴られています。

千年前の平安時代からも、たくさんの方から信仰されてきた片岡社は、今も縁結び・子授け・安産の神さまとして、多くの方が参拝に来られています。

2024年の1月には、大河ドラマ「光る君へ」の主演・吉高由里子さんと柄本佑さんが、ドラマ初回放送に合わせて参拝されたそうです。

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叶えたい想い、伝わって欲しい強い想いがある方は、一度は参拝されてみてはいかがでしょうか^^

神山湧水珈琲|煎

上賀茂神社境内には、常設のお休み処「神山湧水珈琲|煎」があります。

屋外カフェ

ここでは、境内を流れる「神山湧水」を活かすように作られた、ご神水のオリジナルコーヒーを頂けます。

  • 営業時間10:00~16:00

メニュー

  • 神山湧水珈琲(ホット・アイス)各500円
  • グリーンティー×神山湧水(ホット・アイス)500円
  • 棒ほうじ茶×神山湧水(ホット・アイス)500円
  • ドリンク・やきもちセット700円
  • 単品やきもち(2個)270円
さくらん
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私はご神水のコーヒーを頂きました^^

まろやかで飲みやすいご神水コーヒー

境内の神域にて、ご神水で作られたコーヒーを飲めるのは、かなり贅沢で貴重な場所なので、かなりオススメです!

やきもちは、上賀茂神社目の前にある「葵家やきもち総本舗」のやきもちが、コーヒーと一緒に頂けます。

https://www.kyoto-meisan.jp/

休日などの混み合う日は、神山湧水珈琲|煎でのやきもちが売り切れる場合があるのでご注文を。

さくらん
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私が参拝した日も日曜だった為、15時半頃にはすでにやきもちは売り切れていました^^;

葵家やきもち総本舗は17:00まで営業しているので、そちらにも行ってみると良いでしょう。

「上賀茂神社」施設情報

〒603-8047 京都市北区上賀茂本山339番地

TEL 075-781-0011

アクセス方法

バスの場合

  • 「上賀茂神社前」下車すぐ目の前
  • 「御薗口町」徒歩約3分
  • 「上賀茂御薗橋」徒歩約5分

電車の場合

  • 「北山駅」徒歩約15分
  • 「北大路駅」徒歩約20分

参拝者専用駐車場

  • 利用時間6:00~22:00(出庫は24時間可能)
  • 料金30分/200円

繁忙期

  • 利用時間9:00~16:00(出庫は17:00まで)
  • 料金1,000円/回

※17時以降の出庫は、社務所にて延長料金を追加で支払います。

※上記時間以外の入庫(16:00~翌8:59)は30分/200円です。

各所受付時間

  • ニノ鳥居  開門5:30/閉門17:00
  • 楼門・授与所 開門8:00/閉門16:45
  • 祈祷受付 9:00~16:00(予約不要)
  • 特別参拝 10:00~16:00 初穂料500円(時期により変更あり)
  • 神山湧水珈琲煎 10:00~16:00
  • 神馬「神山号」日曜、祝日、祭日 9:30~15:00頃(神馬の体調や天候により休みの場合もあり)

公式サイト→ https://www.kamigamojinja.jp

「上賀茂神社」さいごに

いかがでしたか?

今回は、京都市北区に鎮座する「上賀茂神社」をご紹介させて頂きました。

授与品については、こちらの記事でご紹介しています。

京都最古の歴史を持つ境内には、貴重な世界文化遺産の建築物が建ち並び、今もなお昔からの空気が漂い、参拝するだけでも身が清らかになれます。

京都に来られた際は、ぜひ上賀茂神社へも足を伸ばしてみてくださいね^^

このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。

さくらん
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最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。

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