世界からも称される鳳凰堂！｢平等院｣の歴史や御本尊、御朱印や境内の見どころを写真付きで詳しくご紹介！

今回は、京都府宇治市に鎮座する世界遺産｢平等院｣をご紹介します！

参拝の参考になれば幸いです。

｢平等院｣には、とんな仏さまが鎮座されているのか

• 阿弥陀如来(あみだにょらい)

阿弥陀如来は、極楽浄土にて生命のあるもの全てにおいて救済して下さる仏さまです。

｢平等院｣の歴史

1052年(永承7年)。

宇治の関白・藤原頼通(ふじわらのよりみち)が、父・道長から譲り受けた別の職業を寺に改めて、平等院を創建しました。

この年は、仏法が行われなくなる年(末法)にあたるとされ、その思想が貴族や僧侶の心をとらえ、極楽往生を願う浄土信仰が社会の各層に広く流行しました。

その翌年の1053年(天喜元年)には、阿弥陀堂(鳳凰堂)が完成。

堂内に、平安時代の最高仏師・定朝(じょうちょう)によって製作された、約4.8mもの阿弥陀如来座像が安置され華やかさを極めました。

1994年(平成6年)には、｢古都京都の文化財｣としてユネスコ世界文化遺産に登録され、世界的にも更に注目されるようになりました。

｢平等院｣御朱印について

御朱印は、境内奥の集印所にて授与できます。

• 受付時間9:00~17:00

平等院では、拝観の証明として”印を紡い(つむい)でいく“という意味で、「朱印」ではなく「集印」と古くから使われています。

平等院の集印は2種類。

• 鳳凰堂300円
• 阿弥陀如来300円

記帳・書置き共に行っていますが、日によって対応が変わる場合もあるそうです。

平等院オリジナルの集印帖もあります。

• 鳳凰柄(紺・黄土)1,500円
• 鳳凰堂(紺)1,500円

どちらも集印代別になります。

また平等院オンラインストアでは、オンラインストア限定の集印帖・宝相華柄も販売されています。

• 初穂料1,700円

※記帳なし

｢平等院｣境内の見どころ

境内の全体図は、このようになっています。

鳳凰堂(国宝)

鳳凰堂は、1053年(天喜元年)に時の宇治関白・藤原頼通によって建立された”阿弥陀堂“です。

華やかな藤原摂関時代をしのぶことのできる、唯一の遺構(いこう)として、大変貴重な御堂です。

大きな池の中島に建てられている姿は、”極楽の宝池に浮かぶ宮殿のよう“といわれており、現代でもその美しい姿を保っています。

なぜ阿弥陀堂ではなく”鳳凰堂“と呼ばれるようになったかというと

• 正面から見た姿が、翼を広げた鳥のように見える
• 屋根の上に、１対の鳳凰がすえられている

ことから、江戸時代始め頃より”鳳凰堂”といわれるようになりました。

参拝に来られた際は、ぜひぐるりと1周してみてくださいね。

平等院庭園

平等院の庭園は、平安時代を代表する最古の浄土庭園の様式で、国の史跡および名勝に指定されています。

鳳凰堂を囲む阿字池(あじいけ)や、宇治川や対岸の山々が一体となり形成された光景は、当時の貴族たちが願い求めていた”極楽浄土の光景“を再現しています。

茶房では、本格的な宇治茶とお茶菓子も楽しめるようなので、気になる方はぜひ訪れてみて下さい！

｢平等院｣施設情報

〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116

TEL 0774-21-2861

アクセス方法

電車の場合

• ｢宇治駅｣から徒歩約10分

車の場合

• ｢宇治西IC｣から約10分
• ｢宇治東IC｣から約7分
• ｢城陽IC｣から約20分

平等院専用駐車場はない為、近隣のコインパーキング・宇治駐車場を利用されると良いでしょう。

宇治駐車場

• 普通車800円/バイク400円
• 営業時間8:30~17:30

各所受付時間

• 庭園8:30~17:30(受付終了17:15)
• 鳳凰堂内部拝観9:30~16:10(各回50名定員)※受付時間9:00~先着順により無くなり次第終了
• ミュージアム鳳翔館9:00~17:00(受付終了16:45)
• ミュージアムショップ9:00~17:00
• 茶房藤花10:00~16:30(ラストオーダー16:00)
• 集印所9:00~17:00

定休日

• 庭園・ミュージアム・ショップ 年中無休
• 茶房 月・火・水(祝日の場合は営業)

※法要・行事等により内部拝観が休みの場合もあります。

拝観料

庭園・ミュージアム鳳翔館(庭園のみの料金設定なし)

• 大人700円
• 中高生400円
• 小学生300円
• 鳳凰堂内部拝観料(一律)300円

公式サイト→平等院

オンラインショップ→平等院ショップ

｢平等院｣さいごに

いかがでしたか？

今回は、京都府宇治市に鎮座する｢平等院｣をご紹介させて頂きました。

10円玉硬貨の絵柄にもある鳳凰堂は、日本人であれば馴染みも深いものがあるでしょう。

私も今回初めて参拝してみて、写真や映像からでは分からない生の平等院の境内、空気感、そして鳳凰堂の美しさに感動しました！

このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。