こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。
今回は、神奈川県秦野市に鎮座する「白笹稲荷神社」をご紹介します!
授与品については、こちらの記事でご紹介しています。
参拝の参考になれば幸いです。
それでは、いってみましょ〜!
「白笹稲荷神社」には、どんな神さまが鎮座しているのか
- 宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)
- 大宮売命(おおみやめのみこと)
- 猿田彦命(さるたひこのみこと)
宇迦御魂命は、「稲に宿る神秘な霊」「五穀豊穣の神」と考えられており、伏見稲荷大社の御祭神。「お稲荷さん」の愛称で慕われている神さまです。
大宮売命は、宮殿の平安を守る女神さまであり、商売繁盛や接客業守護のご利益があるとされています。
猿田彦命は、天孫降臨の際に天孫を道案内したことから「導きの神さま」といわれています。
「白笹稲荷神社」の歴史
創建年代は不明ですが、この地にいた先住の古代水田農耕民族。
彼らの水田耕作に不可欠の水源に、また人間の生存の礎(いしずえ)となる衣食住の源としての「水源」に宇迦之御霊と仰ぐ稲魂と穀霊を祀りました。
「保食神」「生産の神」として信仰し、現・白笹稲荷神社の前身として白篠稲荷の小さな祠を祀ってきました。
秦野は古代大和豪族・秦氏ゆかりの地であり、秦公(はたのきみ)が山城国に「伊奈利(いなり)」を祀ったことが始まりといわれています。
1841年(天保12年)に成立した「新編相模風土記」には、「稲荷社、白笹稲荷と号す」と記されています。
江戸時代初頭の奉納物が残存しており、その頃からすでに民衆からの信仰は篤かったそうです。
江戸時代中期には、正一位の八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を再度祀り、屋敷神として早くも独立。
神社独自の、教えや導きの話があったとも知られています。
時代が進み、詩を詠んで奉る献詠歌(けんえいか)など定期的に行われ、文芸活動にも活発だったこともあり、崇敬者の信仰により支えられて現在に至っています。
「白笹稲荷神社」には、どんなご利益があるのか
- 家内安全
- 商売繁盛
- 金運上昇
- 心身健康
- 病気平癒
- 厄除け
- 方位除け
- 交通安全
- 縁結び
- 心願成就
御祭神である三柱は、衣食住・金運、学芸・技芸、方位除・交通を司る神さまとして深く信仰されている為、上記のご利益があるとされています。
「白笹稲荷神社」境内の見どころ
境内の全体図は、このようになっています。
鳥居
閑静な住宅街に建つ一際大きな鳥居、こちらを白笹稲荷神社の大鳥居といいます。
1969年(昭和44年)に多くの崇敬者によって奉納された鳥居です。
2008年に修繕塗装をし、2023年に再び修繕塗装をされ今も美しい姿を見せてくれます。
拝殿・本殿前にも鳥居が1基。
白笹稲荷神社見どころが、本殿裏に連なる千本鳥居です。
千本鳥居っていうけど、千本も本数ないのでは?
と思われる方もおられるでしょう。
千本鳥居の「千」は数のことではなく、「数が多いこと」「数えきれないほどある」という意味を表しています。
江戸時代に、「願い事が通るように」「願い事が通った」と祈願・感謝を込めて鳥居を奉納したことからはじまり、それが今日まで続いて千本鳥居の今の姿ができたといわれています。
なので、近年奉納された鳥居も合わせて立っています。
関東近郊で、こんなに美しい千本鳥居を見れる場所も中々ないので、白笹稲荷神社は穴場スポットです^^
手水舎
白笹稲荷神社の手水舎は、一風変わった姿をしています。
組み上げられた竹筒から、手水が流れ出ているのです。
鎮座している秦野市は、日量7,000トンもの豊かな水に恵まれた土地。
この手水舎も、その自然の湧き水の恩恵を受けたものになっています。
拝殿・本殿
境内の真ん中に佇む社殿。
拝殿横には、大きな酒樽や見頃の菊の花が奉納されており、たくさんの方々に今もなお深く信仰されているのが伺えました。
また拝殿には、しめ縄から竹の棒が2本吊る下げられています。
他では中々見ないものですが、これは例祭などで御祭神へ奉納する油揚げをぶら下げる竹なのです。
独自の奉納の仕方なので、見どころの1つでもあります。
白笹稲荷神社社殿のもう1つの見どころが、拝殿内の天井絵です。
日本の歌舞伎絵の第一人者・後藤芳世画伯が、7年の歳月をかけて描き上げた天井絵だそうです。
格天井150枚の龍神さまと風水四神や宝尽くしの絵は、一見の価値ありです!
が!私は天井絵の存在を知らず、お参りをしてそのまま去ってしまいました😂💦
これから参拝される方は、ぜひ天井絵も見てみて下さいね!
神職さんに許可を頂ければ、中に入れると思われます。
権兵衛稲荷
本殿の真裏に鎮座する権兵衛稲荷。
茨城県の神栖市周辺にて、代々庄屋を務めていた安藤家の当主が「権兵衛」と名乗っていた事に由来しているそうです。
この場に奉納するにあたり、従来の西末社を合祀し、権兵衛稲荷として祀ったとのこと。
立派な石作りの鳥居と、狛狐さん達が2対おられました。
どの子も首に稲穂が巻かれており、とても縁起が良かったです^^
東末社
権兵衛稲荷の左側に鎮座する東末社。
草木の精霊を祀る末社は、近年パワースポットとして独自の信仰を集めているそうです。
こちらにも狛狐さん達が2対おり、首に稲穂が巻かれていました。
ここでの見どころが、コンクリート製の狐さまです。
1872年(明治5年)に、イギリスから初めてコンクリートが輸入され、そのコンクリートによって造られた大変珍しい狐さまです。
コンクリートなのも珍しいですが…ちょ〜っと狐に見えがたいですね😅
姿かたちも珍しいので、ぜひ1度生で見てみて下さい^^
狐塚
東末社の向かい側には、狐塚があります。
さくらん的イチオシの場所です^^
小さなお社と立派な鳥居を囲むようにおられる、たくさんの狐さんたち♡
とても小さな子から、大きな子まで色んな子たちがおられます。
しかも可能な限り付けられた稲荷の首輪が、信仰の深さをより感じました。
参拝した時、ちょうど誰も居なかったので、気の済むまで狐塚の前にいました^^
祖霊社
本殿の左後ろに鎮座する祖霊社。
こちらの狛狐さんたちにも、赤い前掛けと稲穂が巻かれていました。
両サイドに拝殿と同じ竹筒があったので、ここでも油揚げを吊るして奉納しているのでしょう。
七福神・寿老人
拝殿右側に鎮座する七福神の寿老人さま。
「南はだの村七福神めぐり」の寿老人さまが祀られています。
長寿・財宝・名誉・病気平癒のご利益を授け、人々の安泰と健康を守護する神さまです。
狛狐
白笹稲荷神社には、関東三大稲荷といわれるだけあって、たくさんの狛狐さんたちがおられます。
上記の権兵衛稲荷の狐さんたちや、東末社の珍しいコンクリート製の狐さん。
狐塚におられるたくさんの狐さんたちなど、どの子たちもそれぞれのお顔をしておられます。
手水舎と鳥居の間にも2対の狛狐さんたちがおられます。
手前の子たちは体を横たえている姿、後ろには子守りをしている狛狐さんがおられます。
こちらは「子守り母狐」と呼ばれ、お稲荷さんと縁の深い子供を慈しみ育て日々お守りしている子守り母狐です。
子供の健やかな成長のご利益があるとされています。
黄金の泉
境内には、黄金の泉というなんとも縁起の良い泉もあります。
光を受けて黄金に輝く希少な藻「ヒカリモ」が、一定期間発生するとても貴重な泉です。
その姿は本当に黄金色に輝いており、金運のご利益もあるそうです。
大鳥居を背に、本殿へ向かう参道の右奥に泉があります。
が!ここも私は存在を後から知り、行くのを逃してしまいました😂💦
常に発生しているわけではなさそうなので、見れた方はラッキーかもです^^
「白笹稲荷神社」施設情報
〒257-0014神奈川県秦野市今泉1089番地
TEL 0463-81-0256
アクセス方法
- 「秦野駅」から徒歩約20分
- 「白笹稲荷神社入口」から徒歩約5分
- 「秦野・中井IC」から約5分
参拝者専用駐車場あり。
各所受付時間
- 参拝可能時間24時間
- 祈祷受付時間9:00~15:30
- 授与品・御朱印受付時間9:00~16:30
公式サイト→ https://shirasasa.or.jp/index.html
「白笹稲荷神社」さいごに
いかがでしたか?
今回は、神奈川県秦野市に鎮座する「白笹稲荷神社」をご紹介させて頂きました。
授与品については、こちらの記事でご紹介しています。
関東三大稲荷の1つとして名高い白笹稲荷神社には、「食」を守り「生きる力」を再生されるお稲荷さんがおられました。
独自の油揚げ供え方法や、美しい千本鳥居、賑やかな狐塚など見どころもご利益もたくさんあります!
私も参拝した後は、力をたくさん貰った為か、しばらく幸せ満タンな気分でいられました^^
とてもオススメな稲荷神社です!
神奈川に来られた際は、ぜひ白笹稲荷神社へも足を伸ばしてみてくださいね^^
このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。
最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。
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