こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。
今回は、静岡県周智郡に鎮座する「小國神社(おくに)」の境内の見どころを写真付きで詳しくご紹介します!
神社の詳細や授与品は、こちらの記事でご紹介しています。
参拝の参考になれば幸いです。
それでは、いってみましょ〜!
【小國神社】境内見どころ紹介
境内の全体図は、このようになっています。
小國神社公式サイト→http://www.okunijinja.or.jp
鳥居
小國神社には、鳥居が2基あります。
小國神社の正面玄関にあたります。
1969年(昭和44年)に建立され、立派な扁額も掲げられています。
鳥居横には、神社参拝と一緒に楽しめる飲食・お土産屋が立ち並ぶ「ことまち横丁」があります。
この鳥居がある場所にはかつて楼門がありましたが、1882年(明治15年)に火災により焼失。
現在は楼門に代わる鳥居として、佇んでいます。
手水舎
参道の左側に手水舎があります。
こちらは柄杓タイプですが、柄杓の柄がとても長く驚きました😳
社殿
境内の奥に、社殿が鎮座しています。
小國神社の社殿は手前から拝殿・幣殿・本殿の造りになっており、通常参拝では拝殿のみ見ることができます。
本殿は1882年(明治15年)の火災により焼失しましたが、1886年(明治19年)に再建。屋根は総檜皮葺(ひわだぶき)の独立した社殿です。
幣殿と拝殿は一体となっており、こちらも伝統的な格式高い入母屋造(いりもやづくり)の檜皮葺になっていて見どころの1つです。
大宝槌
拝殿の左側に奉納されている大きな槌を、大宝槌(おおたからづち)といいます。
御祭神・大己貴命であるダイコク様の御神宝です。
氏子崇敬者甲子講員等によって、天下泰平・諸業繁栄・良縁成就・交通安全・諸願成就の祈願を込めて奉納されたものです。
大杉
参道横に祀られている、とてつもなく太い幹。こちらは大杉で、小國神社の御神木の1つでした。
その樹齢は約1,000年余りといわれ、1972年(昭和47年)に台風の影響で倒れてしまいました。
大杉のわきには、現在の御神木が境内を見守っています。
ひょうの木
授与所裏手に立つこちらも御神木であり、ひょうの木といいます。
2004年(平成16年)に森町の天然記念物に登録されました。
御祭神・大己貴命が穴の空いたひょうの実を吹いたところ、その美しい音色に感銘を受けた女神が現れ、契りを結んだという言い伝えがあります。
そこから小國神社のひょうの木は「縁結びの御神木」ともいわれており、男女の恋愛だけでなく、人間関係や仕事など様々な縁を結ぶ御神体として、たくさんの方々に信仰されています。
授与所には、ひょうの実をイメージした縁結びのお守りも授与でき人気があるそうです。
立ちあがり石
二の鳥居横にある石は、徳川家康公が休息の為座られたとされる石です。
家康公が天下統一の為、その生涯において重要な祈願をされた場所が小國神社と伝えられています。
戦乱の世の1572年(元亀3年)
「小國神社の神力に頼らなければ勝つことができない」
と切実な思いを込め、戦勝・開運を祈願しました。
さらに1574年(天正 2 年)に再度参拝し、この石に腰掛け休息したといわれています。
以来、家康公は数々の戦いに勝利し天下統一の願いを叶えたことから「立ちあがりの石」といわれ、心願成就・大願成就のパワースポットとしても有名になりました。
現在はフォトスポットにもなっているので、記念に撮影されている方も多く見かけました^^
事待池
参道のわきに広がる池は、事待池(ことまちいけ)といいます。
小國神社といえば!な見どころの1つです。
「願い事が意のままに叶う神社」事任神社(ことのままのかみやしろ)
で広く知られている小國神社。
願い事をし「事のままに待ち」心願成就すれば、池に鯉を放ち感謝の意を表わす慣わしから「ことまち池」と呼ばれています。
また別名「いぼとり池」ともいわれ、池の水を御神水として汲み「イボ」に付けるとイボが取れるという言い伝えがあります。
境内社
境内社とは、境内の小さな社殿を表します。
主祭神がメインの神様だとすると、サブの神様を祀る小さなお社ということです。
境内社には「摂社」と「末社」があり
- 本殿の御祭神とゆかりの深い社を摂社
- それ以外の社を末社
といいます。
小國神社には、社外の摂社末社合わせて14社鎮座しています。
(なみのみや)
御祭神→伊邪那美命(イザナギノミコト)・事解男命(コトサカオノミコト)・速玉男命(ハヤタマオノミコト)
1882年(明治15年)の火災までは本殿玉垣内に鎮座していましたが、炎上後は八王子社に祀られていました。
その後明治100年を記念して、1968年(昭和43年)に玉垣内旧社地(本殿真横)に復興造営されました。
(ぜんこくいちのみやとうごうでんしゃ)
以前は、全国一宮等御祭神73柱が境内社として各所に祀られていました。
しかし明治はじめの本社焼失時、または腐朽(ふきゅう)により八王子社に仮祀られ、1989年(平成元年)に氏子崇敬者の守護神として鎮祭されました。
御祭神→国狭槌命(くにさづちのみこと)・五男神・三女神の八柱の神
事待池のほとりに鎮座する境内末社。
(むなかたしや)
御祭神→田心姫命(たごりひめのみこと)・田霧姫命(たぎりひめのみこと)・市杵島姫命(いつきしまひめのみこと)
別名「弁天社」ともいい、女性の守護神・水徳の神と慕われています。
事待池の中に鎮座しています。
(ほことりしゃ)
神社に奉仕された先祖代々の杜家神人の魂に感謝し、中執持の功績をたたへ鉾執社として創建しました。
御祭神→保食神(うけもちのかみ)
昔、遠州横須賀地方に毎年旱天長雨が続き五穀が実らず、住民がこぞって一宮様に祈り豆を捧げました。
すると村長の夢に「端殿を横須賀の方に向け、保食神を飯王子社と称へ奉らば五穀みのらむ」ご神託により社殿を、横須賀の方に向け祀りました。
以来この地に不作は絶えたといわれ、2月15日の例祭に大豆を馬や牛に与えれば、災なく無病に育つと伝えられています。
御祭神→大己貴命荒魂(オオナムチノミコトアラミタマ)
標高511mの本宮山頂上に鎮座する、小國神社の奥宮。
御神霊が現れた神域で、現在は荒魂神を祀る場所とされています。
(たきのみやしゃ)
御祭神→素戔嗚尊(スサノオノミコト)
小國神社の末社の1社で、社殿のすぐ近くには小さな滝が流れています。
(はくさんしゃ)
御祭神→菊理媛命(ククリヒメノミコト)
小國神社の末社の1社であり、元は大杉の根元に祀られていたと伝わっています。
御祭神→彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)
小國神社の末社の1社で、安産・子育て火防の神として祀られています。
御祭神→塩筒老命(シオツツノオノミコト)
古来より一宮の末社とし、「塩水は胃腸の薬とお祓いの魔除けになる」と古老より伝へられてきました。
隣には塩井戸があり、例祭が2月15日に行われています。
御祭神→大山祇神(オオヤマツミノカミ)
古来より、神沢地区の守り神として祀られています。
御祭神→猿田彦命(サルタヒコノミコト)
古くより小國神社の末社であり、小國神社がこの地に鎮座する祭に先導の神様として祀られたともいわれています。
ご祖先の御霊の平安を祈り、小國神社の四季を彩る神々が鎮まる山や森に、先祖の御霊が祀られています。
【小國神社】施設情報
〒437-0226 静岡県周智郡森町一宮3956-1
TEL 0538-89-7302
- 新東名遠州森町スマートICから約7分/森掛川ICから約15分
- 東名袋井ICから約20分
専用無料駐車場あり
【小國神社】さいごに
いかがでしたか?
今回は、静岡県周智郡に鎮座する「小國神社(おくに)」をご紹介させて頂きました。
神社の種類や授与品は、こちらの記事でそれぞれご紹介しています。
歴史ある境内には、歴史的建造物から美しい池など見どころがたくさんありました。
近くに来られた際は、ぜひ小國神社にも訪れてみて下さいね。
このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。
最後まで閲覧頂き、ありがとうございました!
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