こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。
今回は、奈良県大和郡山市に鎮座する 「源九郎稲荷神社」をご紹介します!
参拝の参考になれば幸いです。
それでは、いってみましょ〜!
「源九郎稲荷神社」どんな神さまが鎮座しているの?
- 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
- 源九郎稲荷大明神
宇迦之御魂神は、「稲に宿る神秘な霊」「五穀豊穣の神」と考えられており、伏見稲荷大社の御祭神。「お稲荷さん」の愛称で慕われている神さまです。
源九郎稲荷大明神は、兄に追われていた源義経と側室の静御前を守り通し、義経より自身の名「源九郎」と名乗る事を許したお稲荷さんです。
「源九郎稲荷神社」歴史や伝説
1585年(天正13年)、「源九郎」と名乗る翁の姿をした白狐が、大和国の長安寺村の宝誉上人(てんよじょうにん)という高僧の前に現れ
「荼枳尼天(稲荷)を郡山城の南に祀れば、城の守護神になろう」
と告げました。
宝誉は、郡山城主の豊臣秀長公にこの事を伝えると、秀長公は城の南に洞泉寺を建立。
宝誉を住職とし荼枳尼天を祀らせ、自らも洞泉寺の境内に源九郎稲荷大明神を祀り、城の鎮守としました。
また遠くの吉野川のほとりにあった、源九郎狐の社をこの地に移したそうです。
1719年(享保4年)に、現在の地に鎮座。
1925年(大正14年)に現社殿が完成しました。
童謡にある「大和の大和の源九郎さん遊びましょう」は、この源九郎稲荷神社を指しており、その名は世に広く伝わり信仰され続けています。
源九郎稲荷神社には、数々の伝説が古来より伝わっています。
義経と白狐
源義経が、兄・源頼朝に追われ吉野山まで逃げる道中。重臣である佐藤忠信に化けた白狐が、義経の側室・静御前を送り届け、2人を守り通しました。しかし、義経によって「狐」であることが見破られることに。「静御前が持つ初音の鼓(つづみ)が、両親の皮でできていた為、それを慕って化けていました」そう告げた狐に対し、義経は同情と感謝をし、自分の名である「源九郎」を与え、名乗る事を許した伝説があります。
宝剣小狐丸伝説
昔、長安寺村菅田明神の境内に住んでいた小狐が、近くで村人を苦しめて大蛇を発見。源九郎狐の加勢を得て退治したところ、大蛇の尻尾から宝剣が見つかりました。村人はこの宝剣を「小狐丸」と名付け、天理の石上神宮へ奉納したという言い伝えがあります。
元和の鎮火伝説
1615年(元和元年)の大阪夏の陣の戦いで、豊臣方の大野治房(はるふさ)による、郡山城攻撃が行われました。城下も焼け、その中心へと火が迫ってきたのを見た洞泉寺住職の天誉和尚が源九郎狐に祈願したところ、突然大雨が降り大火を免れた伝説もあります。
綿帽子を買った狐伝説
昔、現在の大和郡山市柳2丁目に帽子屋がありました。ある冬の夜、1人のご婦人が綿帽子を買いに来て「代金は源九郎稲荷神社で支払う」といって、立ち去った。後日神社に行くと、誰も心当たりがないと言う。押し問答をしていると、境内に綿帽子を被った3匹の子狐たちが現れたそうです。
「源九郎稲荷神社」には、どんなご利益があるのか
- 家内安全
- 商売繁盛
- 開運招福
- 厄除け
- 交通安全
御祭神・宇迦之御魂神と源九郎稲荷大明神のお力により、人々の生活に欠く事のできない上記のご利益があるとされています。
「源九郎稲荷神社」境内の様子
大和郡山市の閑静な住宅街の一角に、源九郎稲荷神社が鎮座しています。
立派な朱色鳥居と燈籠、そしてたくさんのノボリが参道に掲げられ、たくさんの方々に信仰されているのが分かります。
参道の右側には手水舎。
カラフルなビー玉が敷き詰められており、とても鮮やかでした^^
境内は比較的小さめではありますが、開放感がありとても気持ちのいい参拝ができます。
社殿の前には一対の狛狐さんたち。
笑っている狛狐さんたちは珍しい、とも言われているそうです。
拝殿横には、尻尾がたくさん(恐らく九尾)ある木製の狛狐さん。
前掛けも可愛く、とても美人さんでした♡
源九郎稲荷神社は、歌舞伎演目の「義経千本桜」に出てくる源九郎狐であることから、切っても切れない深いご縁があります。
その為、歌舞伎役者の方々も多く訪れ、参道には奉納された「枝垂れ梅の木」も植えてあります。
社務所には、歌舞伎役者の尾上右近さんが、実際に参拝された写真が飾られていました。
「源九郎稲荷神社」授与品について
授与所・社務所は、境内左側建物にて受け付けています。
- 社務所・授与所受付時間 10:00~17:00(水曜定休)
御朱印
御朱印は、通常のものから写真や絵付きまで色んな種類があります。
- 源九郎稲荷大明神(朱色のみ)300円
- 喜常札(朱色のみ)
- 白狐源九郎稲荷大明神(絵付き)600円
- 白狐喜常札(絵付き)600円
- 金魚(絵付き)600円
- 鳥居(写真)600円
- 源九郎稲荷大明神(雛まつり)600円
私は、源九郎稲荷大明神と喜常札を頂きました^^
社務所のおじさまが
「喜常札はね、下ばかり見ていないで、常に上を向いていなさいね〜という意味が込められているんだよ」
と良いお話を教えて下さいました^^
御朱印帳もオリジナルのものがあり、白狐と桜柄の可愛らしい柄2,000円でした。
絵柄は、公式サイトからご確認お願いします。
公式サイト→ https://gennkurouinari.jimdofree.com
おみくじ
おみくじは、土人形型のきつねみくじがありました。
- きつねみくじ600円
他のおみくじがあったかは、見そびれてしまいました^^;
また再訪する機会があれば、また皆さまにお伝えしますね。
お守り
お守りやお札も、各種白狐さんモチーフのものがたくさんありました。
- 源九郎稲荷神社お守り
- 交通安全御守護お守り
- 白狐・鼓ストラップ
- 幸運鈴
- 土鈴
- 白狐絵馬
- 白狐お面など
柄等は、公式サイトをご確認下さい。
公式サイト→ https://gennkurouinari.jimdofree.com
「源九郎稲荷神社」施設情報
〒639-1144 奈良県大和郡山市洞泉寺町15
TEL 0743-55-3830
アクセス方法
最寄り駅は
- JR「郡山駅」徒歩約10分
- 近鉄橿原線「近鉄郡山駅」徒歩約10分
- 最寄りICは「郡山IC」
車で約12分
参拝者専用駐車場はありません。
各所受付時間
- 参拝可能時間24時間
- 社務所・授与所受付時間 10:00~17:00(水曜定休)
公式サイト→ https://gennkurouinari.jimdofree.com
「源九郎稲荷神社」さいごに
いかがでしたか?
今回は、奈良県大和郡山市に鎮座する 「源九郎稲荷神社」をご紹介させて頂きました。
閑静な住宅街の一角には、古来よりたくさんの方々から愛され続けているお稲荷さんがおられました。
私自身「いつか絶対行きたい!」と思っていた神社だったので、今回参拝ができてとても嬉しかったです^^
近くに来られた際は、ぜひ源九郎稲荷神社へ立ち寄ってみてくださいね。
このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。
最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。
コメント