
こんにちは!さくらん散歩のさくらんです。
今回は、京都市東山区に鎮座する浄土宗・総本山「知恩院」をご紹介します!
- 知恩院の歴史や御本尊
- 授与品について
- 境内の見どころ
- アクセス方法や駐車場の有無
参拝の参考になれば幸いです。

それでは、いってみましょ〜!
「知恩院」には、どんな仏さまが鎮座されているのか?
- 法然上人(ほうねんしょうにん)
- 阿弥陀如来(あみだにょらい)
法然上人は、平安時代末期から鎌倉時代の僧侶で、「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば救われるという教えを説き、浄土宗を開いた人でもあります。
阿弥陀如来は、極楽浄土にて生命のあるもの全てにおいて救済して下さる仏さまです。
「知恩院」の歴史
知恩院は、浄土宗を開いた法然上人が、1175年(承安5年)に現在の知恩院・勢至堂(せいしどう)付近に営んだ草庵(そうあん)粗末な家が起源とされています。

法然の思想は、「いかなる者も一心に阿弥陀仏(あみだぶつ)を唱えれば、極楽往生できる」と説いていました。
しかし旧仏教側からこの思想は激しくとがめられ、攻撃の的に。
1207年(建永2年)の承元の法難により佐貫国へ流罪となったが、4年後には許され都に戻りました。
しかし草庵に戻ろうとしたが荒れ果てており、近くにあった大谷禅房(現在の知恩院勢至堂)に入ることに。
そして1212年(建歴2年)に、80歳で没しました。
法然の布教活動は、流罪中の数年間を除き長きにわたり、浄土宗の中心地となっており。
法然死後は、大谷禅房の隣に法然の墓が造られ弟子が守っていました。
しかし、1227年(嘉禄3年)延暦寺の衆徒(僧侶身分の者たち)によって破壊。
1234年(文暦元年)に法然の弟子が再興し、四条天皇から「華頂山知恩教院大谷寺」の寺号を与えられた。
火災や再興を何度も重ね、戦国時代には豊臣秀吉公より寺領190石が寄進され。
江戸時代では、浄土宗の門徒であった徳川将軍家の菩提所(悟りを開く場所)として、家康公らより本堂や三門などが造営されました。

現在でも浄土宗の総本山として、京都の方々には「ちよいんさん」「ちおいんさん」と呼ばれ深く慕われ続けています。
「知恩院」授与品について
御朱印
御朱印は、阿弥陀堂横の朱印所にて授与できます。
- 御朱印受付時間9:00~16:00

- 浄土宗宗祖「法然上人」300円
- 御詠歌(ごえいか)300円
- 智慧の菩薩「勢至菩薩」300円
- 切り絵御朱印「濡髪大明神」800円※なくなり次第終了
- 開宗850年慶讃記念「念仏為先(ねんぶついせん)」300円※2025年3月31日まで
切り絵以外は、基本記帳・書置きともにあります。

おみくじ・念珠や食品
おみくじや念珠、食品やお土産ものは、御影堂前にある売店・泰平亭にあります。
- 営業時間9:00~16:00

- 招き猫みくじ500円
- 干支みくじ500円
- 小坊さんみくじ600円
- かえるみくじ420円
- 三宝みくじ660円など
- 念珠各種3,000~46,000円
- 線香各種600~3,000円
- 匂袋550~770円
- 知恩院珈琲270円
- 月水鏡1,000円
- 玉子せんべい1,000円
- 三徳だし780円
- 八ツ橋648円~
- 知恩院のほうじ茶280円
- 知恩院の飴140円
- 京ほのか1,200円など

オンラインショップもあるので、気になる方はそちらもご覧下さい^^
知恩院オンラインショップhttps://shopping.chion-in.or.jp
「知恩院」境内の見どころ
境内の全体図は、このようになっています。

三門
“知恩院の顔”ともいうべき三門。

テレビドラマなどで見たことある!という方もいらっしゃるでしょう^^

1621年(元和7年)徳川秀忠公の命を受けて建立された三門は、日本最大級規模を誇る木造門といわれている国宝です。
その高さは24m、横幅50m、屋根瓦約7万枚を使用。

上層部(楼上)内部は仏堂となっており、重要文化財とされる仏像が安置されています。

私が参拝した2024年11月頭は、三門楼上の特別公開がされており、三門上に登ることができました。

毎年秋頃に特別公開が行われているそうなので、興味がある方はぜひ体感してみてはいかがでしょうか?^^

- 大人1,000円/中高生500円(時期により変動がある可能性があります)
御影堂
浄土宗の開祖「法然上人」の御影(みえい)を祀ることから、御影堂(みえいどう)と呼ばれている国宝です。

現在の御影堂は、1639年(寛永16年)に徳川家光公によって建てられたものです。
間口45m、奥行き35m、幅3mにもなる壮大な伽藍(がらん)になっています。
お念仏の根本道場として、多くの参拝者を受け入れて来ました。

堂内に入ることもできるので、参拝した際はぜひ中にも足を踏み入れてみて下さい。

阿弥陀堂
御影堂の隣に鎮座する阿弥陀堂。

最初は、第2世 勢観房源智上人(せいかんぼうげんちしょうにん)によって勢至堂の前に建てられましたが、1710年(宝永7年)に現在の位置に移築されました。
御本尊の阿弥陀如来座像は、高さ2.7mもの大きさがあります。
濡髪大明神
境内の奥に鎮座する濡髪大明神。

昔、御影堂ができた為に追われたキツネがいました。

キツネは子供に化けて霊巌上人(れいがんしょうにん)にお願いしたところ、代わりに用意してもらったのがこの祠でした。
「濡髪」の由来は、子供に化けていた時の髪が濡れていたことに由来しています。
元は「火災除けの神さま」として祀られていましたが、“濡髪”が艶やかな女性の姿をイメージさせることから、祇園町の綺麗どころの信仰を多く集め。

現在では、縁結びの神さまの”濡髪さん”として多くの方に親しまれています。
「知恩院」施設情報
〒605-8686 京都市東山区林下町400
TEL 075-531-2111
アクセス方法
- 「知恩院前」から徒歩約5分
- 「東山駅」から徒歩約8分
- 「祇園四条」から徒歩約10分
※駐車場が十分に確保されていない為、基本的に公共交通機関での参拝をお願いします。
各所受付時間
- 12月~2月 6:00~16:00
- 3月~5月/9月~11月 5:30~16:00
- 6月~8月5:00~16:00
- 9:00~16:00
- 9:00~15:50
- 9:00~16:00
- 9:00~16:00
庭園拝観料
- 大人300円
- 小人150円
- 大人400円
- 小人200円
- 大人500円
- 小人250円
※大人(高校生以上)小人(小・中学生)
公式サイト→知恩院
「知恩院」さいごに
いかがでしたか?
今回は、京都市東山区に鎮座する浄土宗・総本山「知恩院」をご紹介させて頂きました。
テレビドラマの舞台でも多く取り上げられるほどの美しさを持つ知恩院さん。
今回は時間の都合上、境内の隅々まで見ることはできませんでしたが、重要文化財に指定されるほどの貴重な建築物が、境内にはたくさんあります!

お時間がある方は、ぜひその貴重な建築物をその目で見てみて下さいね^^

このブログが、皆様の参拝の参考になれば幸いです。

最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。